ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2019年夏クルーズ(四国)9月6日高知「とさ・龍馬海の駅(太平洋マリン)」

f:id:bentenebis:20190906111254j:plain

「土佐清水港は避難港でもなんでもない、高知まで、駄目なら久礼漁港に逃げた方が良い。ふとか船なんだから足摺岬も問題なかろう」漁師からこんな話を聞けば、サッサと出港した方が良い。朝ごはんも食べず、6時10分に出港して、9時40分に高知港入り口に到着。そこからは徐行スピードでかなり奥まで進んだ。(航跡参照)結果的に「土佐清水港」からは63マイル、3時間半の航程で「とさ・龍馬海の駅(太平洋マリン)」浮桟橋に艇を舫った。この海の駅は陸電以外は全部完備、高知駅まではタクシーで15分(1,850円)と便利な場所にある。

しかし、街中マリーナなので給油は免税で110円/Lと高い、そして、係船料も35fサイズで1日8千円と四国、或いは全国レベルでも屈指の価格である。たった1つの高知県の海の駅、強気もうなずける。しかし、この価格なら200Vの給電は可能にして欲しい。燃料については、今回300L入れてこのクルーズ累計で1,250Lとなった。明日は終日、高知観光するつもりで、今そのプランを練っている。

f:id:bentenebis:20200908170436p:plain

る。

f:id:bentenebis:20190906124820j:plain

話がちょっとズレるが、ヨットの読者の方もいると思うので、荒天下のボート操船について書いてみたい。実は荒天時のボートの安全は推進力維持によって担保されていると言っても過言ではない。特に滑走艇の場合、舵の面積が小さいので、波の悪い中にあっても15ノット以上の艇速を維持していないと、比較的安全な波間を縫うように走る事が出来ない。また、舵さばきに加えてスロットルコントロールも的確に行わないと波頭から艇が飛び出し、船首が思い切り落下する。そんな操船をしていると映画「パーフェクトストーム」の船長(ジョージクルーニー)になった気分になる。この映画は、起死回生の策として危険な漁場に出掛けたクルーニーが2つの台風が合体した最強の台風に遭遇、仲間と共に沈没して果てる実話に基づいている。まさに今、私も2つの台風に挟まれている。頑張れHAPPY号!