ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2019年夏クルーズ(四国)仁尾「仁尾マリーナ」

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9時20分「小豆島リゾートホテル専用桟橋」を出港、ホームポートである「仁尾マリーナ」への最終レグに就いた。若干の追い波、追い風で視程も良く快調な走りとなった。11時30分の到着、燃料450Lを給油、この2019年夏クルーズ(四国一周)に使用した燃料合計は1,950Lとなった。

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「仁尾マリーナ」は元々は香川県で開催された国体のヨット大会からスタートしているため、ハードの素晴らしさに対し、ソフト面での熟成が進まず、もったいない感がつきまとう。この点については、第3セクターだから、あるいは運営受託だからという理由でかつては納得させられていた感があった。

しかし、毎年クルーズに出かけ、多くの同様な事情のマリーナに寄港して見ると、少しづつだが変わって来ている気がする。背景には地方再生とインバウンド効果があるようだ。

「仁尾マリーナ」でもこうした流れを受けて200Vの電源工事を開始しようとしている確かに瀬戸内海全体を見回してもこれだけ広い海面を有し、大型艇の受け入れに実績のあるマリーナであるのに、200V電源を取る事ができる場所は上記の場所1ヶ所しか無いという状態は変であった。

夏になればサンセットの海を楽しみながら船で過ごす艇オーナーも増えるのに、各艇係留桟橋で他艇を気遣いながら発電機回している様子は静寂とは程遠い。3年前に200Vについて照会した時「自治体の施設ですからね」という話で終わってしまったが、確実にこのマリーナにも新たな動きが起こっている様だ。

もう一つ、バス停へのアクセスも改善して欲しい。「仁尾マリーナ口」というバス停は有るが、マリーナのエントランスから徒歩で10〜15分歩かねばならない。バス停を「仁尾マリーナ入口」と名乗れる所まで移動させてほしい。「オーナーさんは、みなさん車でくるので…」これではビジターに不親切。海の駅を名乗る、即ちビジター歓迎のマリーナで最寄りのバス停まで15分歩かせるのは、私の知る限り「仁尾マリーナ」だけである。ほとんどのマリーナはマリーナすぐ前にバス停がある。

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これから先、外来艇も含めビジター艇の来訪が増えて活気溢れるマリーナになって欲しいと思うが、今のところ新参者の独り言にされてしまいそうである。今の段階では台風避難時以外、私は「仁尾マリーナ」への来港を自信を持って勧めてはいない。

f:id:bentenebis:20190914210609j:plain「仁尾マリーナ」に戻った当日は、艇を200Vが使えるビジター桟橋に繋いだまま、先ずは船内に積み込んだ荷物の運び出し、この春、夏クルーズにおいて一度も使わなかった搭載品の運び出し、そして清掃を行った。たまにこうした「断捨離」を実行しないと不要な搭載品が増えて仕方がない。

翌日は上架して艇体丸ごとの清掃と汚れ落とし(今回漁港停泊が多かったので、岸壁防眩ゴムによるフェンダー、ハルの擦れ汚れが目立った)に時間をかけた。船底掃除をすれば、ラダーに漁網が巻きついた跡がわかる。