ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

「新居浜マリーナ」に初めて寄港しました!

f:id:bentenebis:20200719150019j:plain

2020年はGWを挟んだ恒例の春クルーズを、コロナ災禍で中止した。梅雨明け間近の7月中旬に入ってようやく「Go toトラベル」による国ドリブンの移動緩和方針が出たと思ったら、今度はこれまでコロナ感染者が極端に少なかった香川県、さらには我がホームポートの三豊市にも罹患者が発生してしまった。

7月もまたクルーズを断念しなければならないかと思いきや、香川県知事が「県を跨いだ移動は慎重に用心して下さい」との方針を県民に発表、つまり移動禁止とはならなかったため、「Go toトラベル」改め、勝手に一足早い私ドリブンの「Go to クルーズ」(補助金はもちろん出ないが 笑)を始めることにした。念のため予約先に確認を入れるとビジター艇の受入れは平常通りにしているとの事であった。

このような次第から、足慣らしとして瀬戸内海ショートクルーズ、できれば今まで寄港した事のない瀬戸内海の港を廻るクルーズを行うことにした。

f:id:bentenebis:20200719153716j:plain

最初の寄港地は「新居浜マリーナ」、ホームポートである仁尾マリーナからは20マイル、出港時は、ほぼ無風、波なし状態のまま1時間で到着した。

f:id:bentenebis:20201122221033p:plain

http://www.niihama-marina.com/visitor.pdf

岸壁にマリーナ入り口とはっきり書かれており、入港にあたって難儀なことはない。マリーナ施設は「仁尾マリーナ」と同じユニマットが運営受託しているため、係船料はかからず、燃料もメンバー料金(免税88円)が適用される。規模は仁尾マリーナより少し小さいようだが、若者達の練習マリーナでもあり、ディンギーを操る若者の姿を見ることができる。これが自分の青春時代を思い出させ、なかなか微笑ましい。「仁尾マリーナ」とは何かが違うぞと思ったが、要は仁尾マリーナには若者の姿が殆ど無いため、これが色気の無さに繋がっているようだ。

施設面では桟橋もリニューアルされ、クラブハウスも経年変化はあるものの、維持管理が良くできており、老舗ホテルといった感じがする。併設にマリンパークと称する人工ビーチ、キャンプ場、BBQ施設もあり、なかなかのものである。そして、よく賑わっている。要素的には仁尾マリーナも同じなのに賑わいに差があるのは、まずはキャンプ場としての魅力、さらには三豊市(人口6.5万)と、新居浜市(人口12万)の町力の差、であろう。

f:id:bentenebis:20200720074556j:plain

f:id:bentenebis:20200720074106j:plain

f:id:bentenebis:20200719154306j:plain

このマリーナで「Nordhavn47」に遭遇した。ちょうどオーナーのK氏がいらしたので、色々と質問をさせてもらい、さらには船内まで見学させてもらった。この艇は、米国から中古で購入し、オンデッキで横浜で上げたという。それからのJG船を取るまでの話、その後の整備の苦労などを聞かせてもらった。驚いたのは、上架は重いので一般のマリーナでは無理、そのためわざわざ造船所まで出向いてドッグに入れ、その上で整備しなければならず、そのコストは船台使用料金(万単位)とは桁違う(100万単位)事を知らされビックリした。それだけ費用をかけて愛されているのでとても船齢10年超には見えない。但し、排水艇なので、巡航スピードは8kt。オーナーはまだ現役の社長なので、長い休みをとってのクルーズを楽しむことができていない様で、今のところ、この船でのステイ、メンテに楽しみを見出しているようだ。