ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2021年春クルーズ(隠岐島・舞鶴)5月30日「境港公共マリーナ」3日目

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11日目:どこのマリーナにもお洒落な人はいるもの。このショットは昨晩お世話になったMBYC理事長T氏の艇とその愛車。まるで、ポルシェの宣伝ポスターのようなヒトコマである。

コロナが終焉したら、MBYCでチームを組んで、まずは「ナホトカ」、次にロサンジェルスに回航して、ロス→ハワイを走るヨットレース(昔のトランスパック?)に参加したいとおっしゃる。年齢は私と同い年(S28年)、自分にも、また所属するNYOCの皆さんにも思わず、カツ!

先程、配達給油(松本油店)250L(累計1850L)が終わった。ビジターズ桟橋では給油ホースが届かないので、このマリーナでは艇を移動させる必要がある。マリーナ入口の水深は浅いが、中に入れば3mの水深が確保されている。今日気が付いたのだが、このマリーナの係留桟橋は浮桟橋そっくりだが、実際は固定桟橋であった。地球的に海面上昇が進んでいるとの話をよく聞くが、よく見れば下駄を履いて高くしているのがわかる。(下の黄色が旧固定桟橋、それに50cmの嵩上げ処理)

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午後はいつものようにレンタカーを調達しての観光。本日のブログはしばし、観光案内となるがご容赦願いたい。

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 まず出かけたのが「足立美術館」、結論から言えば庭が命!の美術館。1人2,300円の価値はある。後悔はない。素晴らしいの一言に尽きる。私が1番気に入った庭の一コマを最初に紹介する。旅行パンフレットで使われる写真は下記の通りだが、こんな庭、私の力では到底持ち得ないもの、感激はしたが全くの他所ごとでしかない。むしろ、小さく終わってしまった自分の境遇を情けなく思うばかりであった。その点、まだ、妄想レベルであっても、この庭なら視程の範囲内にいる気がしてしまった。実際にはこれすら手に及ばないことは承知している。

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次に向かったのが出雲国一宮である「熊野大社」、朱色の神橋を渡って参拝。御祭神は「スサノオノミコト」、出雲国創始者と言われる「大国主命」の祖先神で「出雲大社」の御祭神と同じ。「アマテラスオオミノカミ」を御祭神とする「伊勢神宮」に準えて、内宮を「出雲大社」、外宮を「熊野大社」としてなぞらえる考え方もある。九州で勢力を得た天孫族は、それまで勢力を誇っていた出雲族を打ち破って当時の日本の支配者になったという考え方に得心した私としては、今回のクルーズで「出雲大社」と「熊野大社」の両参りをしておきたかった。「伊勢神宮」では内宮、外宮、「出雲大社」でも権威誇示的な設計思想を感じてしまうが、この「熊野大社」ではそうした威嚇感はなく、親近感さえ覚えた。恐らくそれは、鎮座している地が稲作の盛んなこと、そして本殿傍にある「さん火殿」(屋根が茅葺、四方の壁は檜の皮)がそうさせているのだろう。

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これは、「八重垣神社」、「スサノオノミコト」は八岐大蛇から稲田姫命を助けその後夫婦となったが、その夫婦としての2人をセットで祀ったことで、良縁の神として人気急上昇中と言われている。私は、同社で閲覧できる1,100年前に描かれた壁画をこの目で見たく訪問した。

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