ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2021年春クルーズ(隠岐島・舞鶴)6月8日「柴山港」

復航1日目:本日からホームポートである「仁尾マリーナ」に向けての復航が始まる。
8時50分「うみんぴあ大飯マリーナ」を出港、航程65マイルの「柴山港」を目指した。途中の海況は全く穏やかで2.5時間後の11時30分「柴山港」に到着した。岸壁に接岸後、早速漁協に菓子折りを持って挨拶に行ったのだが、あいにく定休日であったため、とりあえずこの場所を今夜の仮り泊地とした。

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ちょうどお昼の時間になったので、この港の界隈で唯一の営業中のお店(中華山珍)を訪れ、お昼のラーメンと餃子を食べた。会計レジの際に「ちなみに、この港は何県ですか?」と私が店員に尋ね、「兵庫県ですよ。」と回答を得るという何気ない会話をした。食べ終わった後、艇に戻るとすぐに車でやってきた男性が話かけてきた。聞くと、本日は休みの漁協の職員であるという。それにしても、ちょうど帰ってきたタイミングでよく来られましたねと話をしたところ、先ほどのお店(中華山珍)に彼も客として来ていたというではないか。先ほどの何気ない会話を彼が耳にし、私が岸壁に着けているプレジャーボートのオーナーとわかったのだという。結果、正式に着けた場所利用の許可を得ることができた。

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この場所から徒歩数分のところに綺麗なトイレ(24時間利用可)があり、給水も漁協に断れば使わせてもらえる。ただし、給油は配達給油も含めて受けられない。(Googleマップに載っている長福石油は、灯油とガスのみ取り扱いで軽油は扱っていない)

生活必需品なども売っているところはなく、避港地として割り切って着けさせてもらうなら静かな良い泊地だと思う。冬はカニの水揚げで活況を呈するとの説明を受けたが、禁漁期間となる4月から10月までは岸壁は比較的余裕があるので、「この期間なら漁協の了解を得てくれるならプレジャーボート・ヨットの利用を受け入れている」とは漁協(柴山支所)のM氏の言葉であった。

しかし、観光パンフで、カニ松葉ガニ)良し!  肉(但馬牛)良し!米(村岡米、3年連続金賞)良し!を地域の自慢グルメと謳っているのにラーメン店一軒しかないのはどうしてだろう。ここが神戸と同じ兵庫県とは思えなかった。

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ただし、この岸壁はいわゆる「漁船仕様の黒ゴム防舷」、そして護岸は「穴あき仕様の岸壁」なので大型フェンダー(長尺なら両端のアイにロープをつけて横位置にして黒ゴム防舷の両間隔にセット)でぶら下げることが必要となる。もちろん、この地でも他の日本海の港と同様に干満差は気にするほどない。なお、水深は4m以上ある。

明日は「境港公共マリーナ」(70マイル)に入る予定。「Windy」によれば北東7mになるのが13時以降、それまでに入りたい。

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翌日朝5時の「柴山港」。