ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2021年春クルーズ(隠岐島・舞鶴)6月14日「上関室津」

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復航7日目:「仙崎港」での配達給油が早朝7時30分にできた。前日は日曜日だったので近場で配達給油をしてくれるところがなく、翌日朝1番(8時)で対応してもらえるよう出向いて交渉した結果だ。(大隅石油)

給油後、改めて「Windy」をチェックすると、昨日の予報通り今日一日すこぶる海況が安定することがわかった。燃料もFullを超えてたっぷり入れることができたので、これなら1時間分の燃料残で6時間の安心連続走行ができる。それならば、コロナ禍で門司にも出られず、じっと待機の「新門司マリーナ」での給油寄港を飛ばし、一気に「上関室津港」まで行ってしまおうと決めた。

「上関室津港」までは「仙崎港」から120マイル、この海況なら25kt換算で5〜6時間で着くことができる。明日になると風が東7mになるという予報もこれを後押し、当初予定していた「豊浦」泊をまずやめ、「新門司」もとばして風の吹かないうちに関門海峡を超えてしまおう。なぜなら本船がたくさん集まる関門海峡、「豊浦」から入ると東風は向かい風、狭い海峡を吹き抜ける際に7mの風はしばしば10m近くのブローにもなるからである。

関門海峡」での向かい風、向かい波、それに本船の引き波、想像するだけで嫌になる。そんな思いが頭をよぎり、8時に出港、10時に関門海峡に入って13時に「上関室津港」到着。ちょっと長かったが、往航時に怖い思いをした「角島大橋」の狭水道も通らず大回りしても予定通りの5時間で着くことができた。

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前回(2020年7月)来た時は、写真の浮桟橋の工事が完了していなかったが、今回来てみると見事に完成していた。これに伴い利用手続きも正式化して、道の駅の反対側にある上関町役場室津支所で行うことになった。課金単位はトンベースなので10トン艇で一泊35円と非常に安い。

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配達給油を清水石油店に依頼、今日は1日で「仙崎港」で300L、ここ「上関室津港」で450L入れた。これで累積4,800Lとなった。今晩が最後の船中食になるので、冷蔵庫、冷凍庫に残っている食材からのメニューとなる。それでは、ちと寂しいのでつまみのお刺身などを目の前の道の駅で買ったが、普段の日なので品揃えはとてもシャビーであった。私にとって「上関室津港」の魅力は、瀬戸内海屈指の温泉施設である「鳩子の湯」の存在が大きい。夕方に出かけたが、今回も期待を裏切らない良い時間が過ごせた。

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およそ1ヶ月、干満のない日本海に居たわけだが、久しぶりの干満さに直面すると改めて驚く。なんと3m近く、見る見るうちに海面の高さが変わるのだからすごい。もし瀬戸内海に干満差がなかったら、私は自分の家を舟屋に改造して、艇を引き入れられるようにしたいなどと考えてしまった。