ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2022年春クルーズ(奄美大島)-3日目 「平戸港」①

昨晩からの雨が今日ようやく上がった。Windyは午後になるほど風が落ち、Yahoo天気は快晴を予報していた。次の目的地である「平戸港」までは55M、午後に出港しても十分に明るいうちに到着できる距離なので、11時30分にスタートした。途中の海況は波高1mの追波、ほぼ25ktを維持して13時30分に到着した。

今回は観光桟橋(平戸港はビジター艇を歓迎しているが予約は受け付けていない)に着けられたが、この便利さで利用料がタダ、水も自由に使えて100Vの陸電(有料)も取れるのである。それ故、シニアのシングルハンドのヨットの方々が長期に滞在することが多く、中々の人気である。週末にもかかわらず、今回初めてこの場所を利用できたのだが、もしいっぱいの場合、港奥に見える浮桟橋も使える。地元の漁船が主に使う場所だが、一時的利用なので夕方になれば空く。勿論、到着時にここが空いていれば使っても差し支えがない。

話は横道にそれるが、クルーズに出るとシニアのシングルヨットマンによく遭遇する。この方達に挨拶して良い印象を得ることは稀である。想像になるが、あまり人と関わりたくないということで孤高を楽しんでいるのだろう。あるいはボートを選択する人種を煙たく感じているのかもしれない。「ヨットが紳士の乗り物でボートがやから系の乗り物」という時代ではもう無いのに…。

先着のヨットの方も例外ではなかった。離しの風着岸で桟橋の空きスペースにぎりぎりつける有り様をみても、舫を取ってくれない。逆なら私はきっと手伝う。横移動ができるはずと思ったのかもしれないが、声ぐらいかけても良さそうなに…。見かねて釣りをしている漁師の方が舫を取ってくれた。礼を述べると「後ろにロープが入っているので、絡まねば良いと気になっていた」とのことであった。その後、桟橋をシェアする礼儀として、艇を降りようとする彼に挨拶したところ、うるさがられてしまった。

しかし、憧れのナイスなシニアシングルヨットマンにいつになったら出会えるのであろうか。

さて「平戸港」での給油は桟橋目の前にあるGSが配達給油してくれる。観光桟橋であればローリー車が桟橋まで乗り入れてくれる。上記写真は「平戸港」奥に位置する桟橋だが、ここには車が入れないので、隣の「白浜港」の桟橋でローリー車と待ち合わせる事になる。今回の給油は350L、免税で¥118/L、これまで2回のマリーナ給油(ビジター免税)はいずれも140円台であったので、空状態の予備タンクにも給油しておいた。過去の「平戸港」に関するブログ記事は下記にリンクを記載しておく。

2018年夏クルーズ(長崎往復)九十九島→平戸 - ボートで行くクルージング三昧

 

平戸は港町、観光桟橋はその街中にある。艇を基点にして日常生活を送るのに非常に便利である。一方、次の寄港地となる「ハウステンボス」(初めての訪問、5日間滞在予定)は、陸の孤島と聞いており、ここ「平戸港」で事前の対策を講じておく必要がある。

コインランドリーもそのひとつで、「SUNランドリー」は桟橋から徒歩数分のところにあり、私ばかりか多くのヨットマンの御用達となっている。お陰で、4日分の洗濯物を全て片付けることができた。明日もこの地に留まるつもりである。

夜は作り置きのカレーライスを食べたが、夜の街探索も兼ねて桟橋からもっと近い「パンチョ」という店に飛び込んだ。中に入って驚いた。寄港したヨット、ボートの皆さんのこれまた御用達の店のようで沢山のクラブ旗が壁に掲げられていた。私も所属するクラブ旗(NYOC)を貼ってきたが、「葉山マリーナ」、「ヴェラシス」のクラブ旗もあって皆さん頑張っているなぁと懐かしく思った。