ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2022年春クルーズ(奄美大島)-37日目「大三島」

今朝も昨日同様、「上関室津」は濃霧の朝で始まったが、そよそよ吹き出した東風に追い立てられるように消えていった。道の駅の店長にあらかじめ許可を得ていたので、先ずはポリタンでの水運搬を繰り返して、タンク満水、予備2本を確保した。今日向かう「大三島宮浦港」(みやうら海の駅)の利用料は一泊22円と安いが、水を確保する場所がないのでポリタン2個ぐらいの予備の水が必要となる。

9時30分「上関室津」を出港、途中東に移動していった濃霧の遭遇、これを追い越すまで視程は悪かった。最悪時は数百メートル、こうなるとレーダーは必須となる。追い越してからは視程も大きく改善、ほぼベタ凪状態で11時30分に「大三島宮浦港」に着いた。航程55マイルであった。

 

しまなみ海道」が出来たのを機会に通船航路が廃止され、それまでは「大山祇神社」参詣も含めて賑わった第一桟橋が今は開放されて海の駅として開放されている。この桟橋を降りたところから「大山祇神社」の参道が始まる。

給油(ENEOS、細川石油店)は、軽トラローリーがそのままこの桟橋に乗り入れて対応してくれるのでお互いに便利である。300Lを入れて再び満タンに戻したが、これで今航海の累積使用燃料は6,500Lとなった。「燃えるゴミ、燃えないゴミあったら引き取りますよ」と親切に声をかけてくれるのもいつもと一緒である。

今日は「大三島宮浦港」で一泊、明日は今年度から新しくホームポートにした「新居浜マリーナ」に戻って一泊して、この航海を終えることになる。あと2回の船中泊で艇に積み込んだ食糧、飲料が全て無くしていこうという目論みである。昨日は新鮮なイワシを焼き、今日は肉を焼く、完全空調のキャビン内調理では、こういう煙、油はね、匂いの出る料理は作れない。そんな時は、この狭いアフトデッキをオープンキッチンに見立てて、煙もうもう出してディナータイムを楽しんでいる。