ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

「PONAM-35」の燃料計表示について 「岩城島」3日目

あさイチで「大和ミュージアム」を見学し、11時45分、40マイル先の「岩城島」に向かった。今日が最終日、明日はホームポートの「新居浜マリーナ」に帰る予定である。向かい風5m、快晴、向かい潮であった。13時30分「岩城島」到着。

この「岩城島」は私のお気に入りなので、ブログ記事としてに何度も掲載している。この3年で5回も寄港しているので読者のお知らせする新たな情報も無い。

夜出かけるところも毎回、判で押したように同じところだ。下写真は、島唯一に居酒屋「よし正」で注文した今夜の刺し盛り。

艇に戻ってみれば、外は真っ暗。すっかり風が落ち、朝までぐっすり眠れた。次回は「岩城島」情報を刷新すべく、自転車を借りて新しくできた「岩城橋」を渡ったり、島を周遊して新たな発見に努めたいと思っている。

 

さて、今回は「新居浜マリーナ」を出て以来、給油していないので燃料も少なくなってきている。おそらく、「岩城島」到着時までに燃料レベルはEmptyギリギリになるであろう。これを機会に「PONAM-35」の燃料計表示がマニュアル表記通りであるかどうかを検証することにしてみることにした。

マニュアルによれば、「燃料残が150Lを切るとスタンドマークが赤色に変わり、その後燃料がEmptyになっても130Lの実務残となるよう設計されている」と書かれている。これを確認してみたかったのである。

Empty表示下での航行をわざわざするとなると、とてもアウェイの海域では怖くてできない。瀬戸内海であれば、配達給油を受けられるGSの位置は頭に入っているので、いざとなれば打ち切って最寄りの港に逃げ込むことができる。海況も穏やかになってきたのでぜひ試してみようと考えた。

 

上記の写真はスタンドマークが赤色になった瞬間に撮ったものである。この時の燃料がEmptyまであと20L(1メモリ67Lの3分の1)、130Lプラス20Lで150Lの実務残があることになる。果たしてこの計算は正しいだろうか。

この時点での燃料使用量は2機合計で91L/H、マニュアル通りであればあと1時間は余裕を持って走れることになる。実際、この表示となった地点から20分走って(30L消費)「岩城島」についた。計算上は到着時点で150-30=120Lの実務残となっているはずである。

配達給油を依頼して700L入れた。途中、640Lで燃料メーターがFullのレベル(760L)になった。まさに120+640Lでピッタリ、これならマニュアル表記通りであった。燃料計表示の正確性を身をもって確認することができた。

今年春の「奄美大島」遠征の際、積み込んだ予備燃料は120L(ポリタン6缶)が余計だったことになるが、安全重視でよしとしよう。

いずれにしても「さすがトヨタ品質!」と感心してしまった。清水タンクのフロート式のタンクメーターの表示とは好対照。 燃料計の方はデジタル式なのであろうか?

但し、燃料表示の緑バーがメモリの赤ゾーンに入っても、すぐにはスタンドマークは赤にならなかった。同期はどうなっているのだろう。ここは聞いてみたいところである。