2019年春クルーズ(九州)を無事終えて、今は東京に一旦戻っている。クルーズ期間中は全ての日々が楽しく、今も牛の反芻の様に思い出を取り出して楽しんでいる。壱岐島(郷ノ浦港)で「私の航海ブログを読んでいます!」というヨットマンにあったが、初めての経験、励みにもなる。私が立ち寄った「宮崎サンマリーナ」から来られており、「壱岐島」を堪能している様だった。これから2回に分けて今回の九州クルーズを総括する事にしたい。先ずは全航程、九州を時計回り、種子島、五島列島、壱岐島、姫島も含んでいる。各地に2日滞在しているので、1ヶ月のクルーズ。
それぞれ思い出深い寄港地ではあったが、あえて自分なりのベスト3をセレクトしてみた。
今回のクルーズに於ける最遠隔地であるが、それに値する素晴らしい泊地であった。船中泊をくりかえす事になるロングクルージングでは、好泊地の絶対条件として静かな海面、浮桟橋、それに温泉が加われば言うことはない。荒川漁港にはそれが全てあり、更に地元の人達の外来艇に対する寛容度には頭が下がる。人の多い喧騒の都会を離れ、自然の中に身を置きたくて出かけるクルーズだが、そうした中で地元の人たちの親切に触れると、改めて人間は人との繋がりを求めているんだと思う。
第2位 九州 天草 「牛深港(うしぶか海の駅)」
この海の駅の場所が良い。適当に街中にあり、人々の日常生活がそこにはある。そのくせ、海は綺麗、魚もとびきり美味い。九州本土ではベストではないかと思う程だ。ただし、五島列島には敵わない。レンタカーを借りて世界遺産を訪ね歩き、日帰り温泉も楽しんで、地元の商店で買い物等、盛りだくさんの楽しみが出来る。「長崎」、「佐世保(ハウステンボス、パールシーリゾート、平戸)」に出かけた時に、もうひと頑張り足を延ばして行って欲しい場所である。