今回は初めて、クルーズ前の食糧買い込みを行わず、寄港先での調達にしたので食料に無駄が出なかった。寄港先にスーパーがあれば、都度リュックをしょって買い物に出た。特に魚は高級寿司屋さん並に鮮度が良く、また魚の呼び名、食べる魚の種類も港ごと特徴があった。
さて、ここで10日間のGWクルーズを総括してみたい。
上地図はクルーズの航跡である。「赤」は往航、「青」は復航である。往航の気候はほぼ安定し、ほぼ風、波なしの中、計画通りに航海ができた。打って変わって復航は、毎日が強風波浪注意報となり、計画通りとはいかなかった。
帰りに寄る予定であった、「上関・室津漁港」を飛ばして、安心して停泊できる広島観音マリーナまで逃げるように帰った。強風波浪ではあったが、翌日からの常態的な海況悪化を避けるため、一気に走りぬいたことになる。もし、この判断をしていなければ、別府でその後も缶詰となり、天気が回復することを4日待つことになったであろう。そして回復した5月6日(日)に別府からホームポートの仁尾までの長時間航行を強いられたであろう。
ボートを利用してのクルーズは、天候悪化の前に、それを避けるように逃げ切ることができるスピードによって、逆に安全な航海ができることである。
4月27日(日)人力リアカーでの給油@弓削島
4月29日(日)久しぶりに天幕を張る@沖野島
4月30日(月)赤い月@姫島
5月1日(火)地獄めぐり@別府
5月2日(水)広島フラワーフェスティバル@広島平和通り
5月3日(木)鏡のような水面(強風波浪中のつかの間の静寂)@観音マリーナ
5月4日(金)いつも印象的なサンセット@大三島
5月5日(金)遠見茶屋のカレー@かれい山
5月6日(日)船体無傷でホームポートに帰還@仁尾マリーナ
クルーズの合計費用は下記の通りとなった。