またもや美味しい「茶梅旅館」の朝飯をいただき、島田陽子似の八代目女将、五月みどり似の仲居頭に見送られ桟橋に向かった。桟橋に着けば宮浦はいつもの静けさを取り戻し、我艇も微動だにせずじっと私を待っていてくれていたようだった。
5月6日8時50分、もやいを解き出航、波なし、風なしの瀬戸内海を22ノットキープでまずは尾道に向けスタートした。
尾道水道には9時50分、スピードを落とし2016年の厳島クルーズで立ち寄った尾道のビジターズバース、宿、千光寺等々に目をやりながら当時の思いでにひとしきり浸った。水道を出ればやや色剥げた阿伏兎観音の赤いお堂を通過、もう間もなく境ガ浜 ベラビスタマリーナ、今話題の「Gantsu」を実際にで見れたらいいなと思いながら航行していたら、変わったシルエットの本船が境ガ浜に向かってくるのが見えた。
「あっ、Gantsuだ!」、早速舵を切って接近を試みた。その際の写真を掲載しておきます。
マリングレーに塗装されているのでなおさらそう感じたのかもしれない。
その後は、また増速して、一気に仁尾マリーナにもどった。着岸は11時。マリーナには科学探査船「タラ号」が接岸していた。沢山の人が見に訪れて、いつもは静かなマリーナも今日はお祭りムードでした。
お陰で、わが艇の上̠架にも人だかりが…。
上架後は2時間かけて艇内外の清掃もろもろ、クルーを詫間駅に送り届けた後はコインランドリーに行って9泊分の洗濯をした。