ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2024年春ショートクルーズ3日目、濃霧注意報の中「仁尾マリーナ」に戻る!

牛窓港」での船中泊、漁に出る漁船の引き波で朝早くに起こされることになったので出航準備を予定より早くはじめ、7時から片付けを開始。艇内整頓、水廻りの掃除もほとんど終え、すぐにも下船出来るくらいに艇内が片付いてしまった。

艇内で食べる朝食はいつも決まっている。「ハム、とろけるチーズのホットサンド」だが、このスタイルを「バオルー」とも言う様で、間に挟む中身をツナマヨにしたり、卵にしたりして飽きのこないよう工夫をしている。これをクルーズ中は判で押したように食べるのだが、出港間際に片付けに手間がかからず、便利なメニューだと思う。出来上がったらそれを半分に切り、使ったまな板はそのまま皿代わりにすることで洗い物もがひとつ減る。海況変化を考えてすぐにも出航しなくてはならない場合は、FBにコーヒーと一緒に持ち込んで操船しながら食べることになる。

このようにセットして、あとは直火にかけて、何回か開けてパンが狐色になるまでひっくり返す。

こんな感じに色がついていたら完成である。

コーヒーは多めに作って魔法瓶に移し、操船中にもしばしば飲むのだが、ヨットと違い航行中の振動がすごいので注意が必要となる。タイミングを誤るとドバッと口の中に入ってしまい、入れ立てだと火傷もどき、残量が少なくなるとコーヒーで顔を洗うことになる。実際は一旦艇を減速すれば良いのだが、減速すると再加速が面倒なので走ったままとなる。

0950、小雨降理、視界も烟(けぶ)る中、「牛窓港」を後にした。天気予報は終日の雨降り、ホーム「仁尾マリーナ」を目指す。在する三豊市には濃霧注意報が出ていた。「高見島」あたりまでの航程は視程は常に2マイルぐらい、風は「瀬戸大橋」近辺で一時10m、波1.5mの時が少しあったぐらいで、全体として北東5〜7mの追い風と波であった。よって航行にあたって、緊張を強いられる場面はなかった。

粟島、荘内半島あたりまで近づくと、濃霧注意報通りとなって、間近になるまで稜線が見えないほどの濃霧に変わった。しかし、この海域はホームゲレンデなので、霧の中からぼんやり薄い稜線を僅かに発見するだけで体感的に位置がわかる。もちろん、レーダーとGPS併用である。

そして、「荘内半島」をまわり込むため、半島の先端に近づく。この近辺には釣り船が数多く漂っているので、注意してそれらを回避しなければならない。週末なら尚更だ。しかし、なぜか今日は日曜なのに一隻もいなかった。きっと濃霧のせいだろう。

一方で冬の間に弱ってしまったバッテリー達(バウスラスタ、メイン、アクセサリ、ジェネ用バッテリ)が元気になった。2月、3月と連続して出航した結果、バッテリーの充電が十分に進んだということになる。やはり、係留状態でのアイドリング充電、あるいは桟橋ポストからの陸電による充電だけでは、一旦弱ったバッテリーには充電パワー不足なんであろう。今回からはジェネ、エンジンともにブルルンと勢いよく起動するようになった。

距離の方は「牛窓→仁尾マリーナ」、「仁尾マリーナ→小豆島(草壁港)」ともに同じ、45マイルであった。