ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

「仁尾マリーナ」と台風避難

本日の気象予報によれば、大型の台風10号は豊後水道から伊予灘を通り、15日夕方にかけて中国地方に上陸する事がほぼ確実となった模様だ。これまで瀬戸内海で台風避難したことは複数回あるが、台風の進行同心円の右側(強い風が吹く)で、かつほぼ直撃状態というのは初めてである。幸いなことにそれが今回私のホームポートである「仁尾マリーナ」での体験となった。よく観察して、瀬戸内海クルーズをするヨットマン、ボートマンの共有情報として記録しておきたい。

昨晩夜から北東の風が強くなり風のあたる荘内半島の東側(詫間湾側)では平均で10m、ブロウで20mぐらいは吹いていたが、マリーナのある西側は荘内半島の山に遮られて風の勢いはかなり減じられる。3隻のビジター艇のうち、2隻は横須賀「ベラシスマリーナ」からの大型セーリングヨットであったが、昨晩は如何なる印象を持ったであろうか。きっと海面が穏やかで拍子抜けしたのではないだろうか。

関東をホームゲレンデにしているヨットマンにとって、うねりに翻弄されない台風避難はきっと拍子抜けすると私は思っている。私がかつてホームポートにしていた「葉山マリーナ」、「佐島マリーナ」で台風直撃という事態が起これば、海上係留は難しく,桟橋、陸置艇いずれも無傷という訳にはいかなかったからである。

今晩からは、台風通過に伴う吹き返しが始まり、風は北東から南西に変わることになるが、その方角には「大蔦島」があり、さらにしっかりとした堤防も配置されている。改めて「仁尾マリーナ」が瀬戸内海屈指の台風避難の出来るマリーナであると思う次第である。

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