ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2020年新春 「仁尾マリーナ」に爆弾低気圧で南西20m超の風

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本日は日本海爆弾低気圧が発生し、1月なのに日本中に春の嵐の様な南風が吹き荒れている。私は自艇の安全チェックのため先程マリーナに出かけてきた。2艇のビジターボート(左側桟橋に縦列係船)が昨日から避難で入っている。回航中らしい。ここ「仁尾マリーナ」は西に開いており、その前には「大蔦島」が有って直接燧灘に開いている訳ではない。しかし、今回は20mを超える南西風が吹き込んでおり、時折、波飛沫が防波堤を飛び越えてくる。普段静かなマリーナ海面も御覧の状態。

「仁尾マリーナ」は地方のマリーナなので関東の主要マリーナとは違い、年末年始は休みとなる。更に最近の働き方改革もあって、職員は前後に休みを付けて長期の休みを取る。夏に備えて英気を養うためであろう。よって、今日のヤードは新人のH職員のみである。20m超の風の中、係船艇の舫を1つ1つチェックするなど懸命に働いていた。その姿に頭が下がる。

一般的に瀬戸内海を周遊クルーズしているビジター艇の艇長にとって、いざと言う時の避難港をどうするかは、常に頭の中にあると思う。当然、台風或いは台風並みの風をもたらす低気圧をかなり前から見込んで計画するのも現実的ではない。ボートの場合は、足が速いので、1日前に翌日の風予報を見て避難を決めると言うスタイルとなる。しかし、前日の急予約なのでビジター艇の収容能力がある程度ないと断られる事が多くなってしまう。

という事で私がクルーズ中に想定する避難マリーナとしては、瀬戸内海西部なら「広島観音マリーナ」、中央部なら「仁尾マリーナ」、東部なら「和歌山マリーナシティー」となっていた。

2019年の台風21号の際でも係留艇に被害が及ぼさなかった「新西宮ヨットハーバー」は?と聞かれてしまいそうだが、大都市に存在しているため近隣のマリーナも多く、ここに係留の艇からの避難予約が殺到してしまい、前日予約では難しいと聞いた事がある。勿論、予約が取れるならこのマリーナも候補としてありであろう。

 

因みに、本日の「Windy.com 」の画面も参考のため載せておく。20mを超えると前に向かってかなり歩きづらい。

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