ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2019年冬 オフシーズン静寂の「ベラビスタスパ&マリーナ尾道」を訪ねる

冬の定義は12月から2月までだそうである。となると今回の境が浜(ベラビスタスパ&尾道)への1泊2日のショートクルーズは今年2回目の冬クルーズとなる。1回目の「三原」の時は1月で、広島県西条市の造り酒屋を巡って新酒を求め、尾道で温泉に入る!をテーマにしたクルーズであった。途中雪に降られる事もあり極寒とはなったが、テーマが良かったせいか、オツな旅となった。

cruisingzanmai.hatenablog.com

今回は瀬戸内海で皆が1番に評価する高級ホテル「ベラビスタスパ&マリーナ尾道」に泊まる!をテーマにした冬クルーズだ。オフシーズンならではの静寂を期待したが、狙いは大いに当たり大変に贅沢な時間を過ごせた。

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www.setouchi-cruise.jp

行きの境が浜はFBで冷房を入れる程、ポカポカ日和となった。勿論、途中の海況は波無し、風無し状態であった。お馴染みの阿伏兎ノ瀬戸を阿伏兎観音を見ながら通過。今日は「ガンツー」がいるかなと思いながら、内海大橋をくぐって境が浜ベラビスタマリーナにアプローチ、想定通りに「ガンツー」がマリーナ横の専用桟橋にいた。

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下の写真がそうであるが、海に浮かぶ四角い構造物が「ガンツー」である。いつ見ても「ガンツー」のシルエットは船らしく無い、私には巨大な台船の様に写る。因みに山の上に見えるのが、今回泊まった「ベラビスタスパ&マリーナ尾道」である。マリーナはその左奥に有る。

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入港するにあたっては円形の水上飛行機格納庫の有る岸壁の先を回り込む様にコース(赤航跡)を取るのが良い。余り大きく回ると画面に表記されている浅瀬に近づいてしまう。

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マリーナからホテルに行くには、歩いて登りたくはない急坂を、それもかなり長い、上がって行かねばならない。従いこれまでホテルに行った事も無かった。一方、ビジター桟橋は海面静穏、かつ200V陸電も取れるので船中泊に向いているのである。今回は、ホテルゲストとしての寄港なので、マリーナ到着時に合わせて迎えの車が来てくれている。下の部屋からの写真を見れば、どれだけ坂を登って行くのか容易に想像がつくと思う。

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仁尾マリーナを出港したのが1040、海況に恵まれ1200には余裕でベラビスタマリーナに到着、係船後はそのまま鞆の浦観光に出掛けた。鞆の浦では渡船乗り場から反対側の仙酔島に渡ったが、行っても島に何かがあるわけで無く、やはり本土側の「福禅寺對潮楼」から仙酔島弁天島を眺める方が圧倒的に良いと思ったが如何であろう。

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面白かったのは常夜灯横にある「いろは丸展示館」。坂本龍馬を始め海援隊の面々を乗せた「いろは丸」(160トン)が紀州藩の御用船「明光丸」(887トン)と衝突し、その後鞆の浦に「いろは丸」を曳航したが途中沈没、そして、龍馬が交渉役となり、紀州藩から賠償金(7万両、現在価値なら70億円相当)を獲得するまでの経緯などが丁寧に説明されていた。

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せっかくなので、ホテルの写真を1点上げておく。施設、接客、料理全てに於いて満足出来た。何より良かったのは多島海に沈む夕日を見ながらの一人露天風呂、露天風呂にはスマフォを持ち込むわけにも行かないので掲載の写真は同じ向きを向くロビー前ショット。全体として価格に見合うラグジュアリーな時間が過ごせた。冬のオフシーズンが静寂で良いとは、スタッフのアドバイス

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