ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2021年秋ショートクルーズ(2回目)最終日 11月19日(三原/仁尾)

9時20分「三原」港を出港、風波ともになく、更に追い潮だったので10時30分に仁尾マリーナに戻った。途中、母港である「ベラビスタマリーナ」に帰る「ガンツー」に遭遇した。この1週間は無風、波なしの快適な海況が続いたので、きっとお客さんも喜んでいるはず。

f:id:bentenebis:20211119144003j:plain

少々雑感めいた話にはなるが、我が艇「HAPPY」(PONAM-35、2016年新艇登録)も来年の2022年5月までに船舶検査の更新を済ませる必要がある。やはり船齢5年というのは1つの節目だなぁと思う。各部品の交換時期が次々にやってくるからである。艇体もFBのビニール透明エンクロージャーも紫外線で、新艇時の弾けるような艶(ツヤ)にくすみが出始め、エンクロージャーの透明度も然りである。これらはアルミ艇に限ったことではないが、固有なものとしては、アルミハル塗装の剥離が艇内部(エンジンルーム、バウアンカーロッカー、補機室)で顕著になってきている。勿論、その都度手当てしているので「電食で穴が開く」といった類のダメージはない。その手当ての煩わしさ以上のメリットがあるのでオーナーとしての不満もない。

私の場合、毎年1ヶ月超のロングクルーズ、その合間各月のショートクルーズを行っているが、皆アウェイの活動となるので、故障が起きてもすぐホームポートに戻って修理というわけに行かない。従い、クルーズ前後に時間とコストをかけてメンテナンスを頼んでいるが、やはり、4年経過あたりから、請求される費用が膨らんできている。しかし。これらに対応しながら、キッチリ処理しているのでメンテ後は新艇時のように楽しく乗れている。

11月14日のブログで言及した「逆流防止弁破裂」については、当該部品の製造工程上の不具合という説明で一旦納得したが、やはり新品に交換してまた同じ問題が起こるのは、その「逆防止弁」にかかる水圧がそもそもの耐圧力にマッチしていないのではないか?と考え始めながら帰港した。

早速、整備のO氏に今回の再発の回答を求めると、彼の口から改めてトヨタに確認したところ「現在のPONAM-35では(類似の破裂が多いので)金属製の逆流防止弁(6千円)に変えている」という返事になって返って来たと言う。

f:id:bentenebis:20211128101723j:plain

「ちょっとしたリコールですね、教えてくれれば良いのに!」という嫌味をTOYOTAに言いたい心境にもなった次第である。

 

ここで、最後に今回クルーズで使用した場所をハイライトしておきます。

広島観音マリーナ(ひろしま・かんおん海の駅)

瀬戸内海クルーズで台風避難をするならば、ここ「広島観音マリーナ」と「仁尾マリーナ」だと思う。この意見に賛成するヨット、ボート乗りは多い。ハード面はもちろんだが、避難するビジターを受け入れる収容力に優れているからであろう。

f:id:bentenebis:20211119223104j:plain

下蒲刈島新丸谷港(一般港)

立派な浮桟橋が利用できる。事前に「下蒲刈市民センター」に電話して予約すると対応がスムーズ。応対に出る担当者はヨット・ボートのことを全く知らないので、いきなりの利用にはちょっとした話芸が必要。海の駅ではないので桟橋には電源も水も来ていない。トイレ、食事は観光地なので充実している。わずかな係留費を払いに行かねばならないが、徒歩圏内。

f:id:bentenebis:20211119223405j:plain

③生野島福浦フェリー桟橋(一般港)

フェリーが利用する現役桟橋なので頑丈。正面はフェリーがつくので海から見て左側につける。予約はできないが、許可もいらない。待合所があり、水、トイレ可能。但し、給油は不可、電源なし。「大崎上島」には桟橋に着くフェリーのそのまま乗れば良い。

f:id:bentenebis:20211119223744j:plain

④三原(みはら海の駅)

三原港内にあるフェリー桟橋の内、使用されていない桟橋が海の駅専用の桟橋となっている。。桟橋に陸電(100,200V)、水道が来ている。トイレはフェリーターミナル内にある。反対側に80f級のモーターヨットが常に着いているので、片側に2隻分しか空きがない。予約必須。また日帰り温泉は、尾道まで行かねばならない。尾道へは三原駅(徒歩5分)から電車で2駅。すぐ近くにGSがあるが、配達はしていないと回答されたことがあるので期待薄。