2日目の寄港先は「鞆の浦」である。「鞆の浦」自体にはプレジャーボートをつけるところはないが、目の前に浮かぶ「仙酔島」には通船が着ける浮き桟橋がある。事前に「広島港湾管理センター福山支所(084-981-5760)に電話をいれ、メールで送られてくる使用申請書(仙酔島浮桟橋)をPDFで返送すれば許可してくれる。「鞆の浦」の街に出る時は同じ桟橋に通船「いろは丸」が定期的にくるので乗れば良い。しかし、最終便の時間が20時とされており、「鞆の浦」の街で飲食する際には早めの切り上げが必要になる。
前泊の「尾道」では深夜に行き交う船も少なく、まずまずの寝心地で朝を迎えた。「鞆の浦」までは10マイル程度なので、のんびり朝食を船内で取って11時に出港、潮止まり(干潮14時)には早かったが、着艇する「仙酔島」浮桟橋近辺の水深が気になったので出港することにした。近接エリアに入っても、定置網はあったが視認しやすく、また暗礁、浅瀬はなかった。水深についても桟橋先端部で引きいっぱい時でも5mが確保され、余裕の係留となった。