ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

牛窓、ホテルリマー二の専用桟橋に到着

フェリーの稼動時間に女木島のビジター桟橋にいると、ひっきりなしに沖合を交錯するフェリーの引き波が、狭い港の中で三角波状態になり船酔いする。そこで、朝食も取らず、顔も洗わず朝8時に「牛窓」に向けてそそくさと出港した。8時45分に牛窓港にある「ホテルリマー二」専用桟橋に艇を着けた。45分の短い航海であった。

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このホテルは「Go to トラベル」の適応対象なので、これを利用するべく初めて泊まることにした。写真の専用桟橋、この場所で満潮水深は10m程度あり、周囲が浅かったので意外であった。造船所の跡地開発なので初めから水深があったのであろう。隣の52fの大型クルーザー(余り補修、メンテがされていない)は、ホテルゲスト用のチャーター艇で、先ほど客を乗せて出て行き、1時間ほどで戻ってきた。フロントのパンフを見ると45分で約3千円、ひっきりなしでお客を乗せている。

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このホテルには2本の桟橋があった。「うしまど海の駅」の看板も上がっている。「海の駅」ではあるが、ここに着けるには「ホテルリマー二」に泊るか、レストラン利用が必須となる様だ。詳細は下記でご確認を。

www.umi-eki.jp

 

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ホテル側はエーゲ海の雰囲気を演出している様だが、私には古びたハワイのローカルホテル、国内なら葉山の「ホテル音羽の森」を思い出す。このプールに入って、熱射病一歩手前の我が身体を早くに冷やしたいと思い、早速入ってみたのだが、冷たいどころか太陽に温められた水は銭湯のお湯となっていて、体は全く冷えなかった。

チェックインまでの間、空調の効いた艇内でのんびり過ごし、「女木島」泊における睡眠不足を解消した。その後、再び元気になったので、地元観光として予め調べておいた「牛窓神社」、「本蓮寺」を回ることにした。ただし、あまりの炎天のため、タクシー利用である。

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牛窓神社」参道入り口。

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中門、これより先が神域となる。

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お賽銭を投じ、2拝2拍手1礼。ここも宇佐神宮からの勧請。宇佐神宮石清水八幡宮→鎌倉八幡という勧請の流れは有名だが、それ以外にも八幡神が武門の守神となったことで、宇佐八幡勧請がブームになった様である。先月行った「倉橋島」の「桂浜神社」も地域の武門一族が勧請している。

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江戸時代、朝鮮通信使は必ず入港し、宿をこの「本蓮寺」に取った。この牛窓は古くは吉備国の塩生産地、江戸時代なら北前船の寄港地、和船の造船地として繁栄したという。私的には、その栄華が過ぎ去っても街が存続していることが不思議であった。街並みは、鞆の浦に似てなくもない。

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お決まりの三重塔。室町時代の建立なので、朝鮮通信使の人達もこの姿をきっと見たに違いない。この場所から、見下ろすとすぐ前に朝鮮通信使の乗った船が着いた港が見える。今はフェリーターミナルとなっている。

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気になったのは、「本蓮寺」階段下のこの店。何やら旨いものを食わせてくれそうな雰囲気があった。次回牛窓に来るなら、「ホテルリマーニ」を素泊まりにして、ここに来よう。