私が今、最も頼りにしている天気予報アプリWindy.comに拠れば、台風13号は進路が西側にずれて、どうやら直接の影響は無さそうとなった様である。これを受けて、クルーズを計画通りに続行することを決めた。
9時40分に「せいよし・みかめ海の駅」を離岸、その際には昨日挨拶した地元漁師のO 氏がわざわざ見送りに来てくれた。話しっぷりから漁師さんでは無いな?と思っていたが、聞けば元市議会議員で議長まで務めた方であった。朝一番の桟橋でのコーヒートークが楽しかった。
さて、目指す次の目的地は「あいなんかわうそ村海の駅」である。瀬戸内海のような多島の海を1.5時間走って到着した。今回もまた波風無しのボート日和であった。途中、船越運河(全長200m)を通ることでショートカットが出来た。写真は北側入り口からの写真である。4mの水深であった。引きいっぱいなら2.5m位になると思った。勿論、この運河をまたがる橋を見ればヨットの通過はチャレンジング。
水曜日、この海の駅は定休日であったが、予約時に管理人の携帯番号を教えていただいたので連絡し、接岸時の出迎えまで頂いた。陸電以外は全て完備、海面はいたって穏やか、台風時の避難も可能とのこと。交通の便は悪いので車の調達は必須。尚、この海の駅は「向田真珠」という愛南地域屈指の真珠養殖企業が経営している。愛媛県は真珠養殖生産で国内トップだそうで、幹部クラスの車は皆高級外車、これには驚いた。
実は今回もまた、ペラに何かが当たった。感触から言うと竹、あるいは枝ではないかと思う。船越運河に近づいていた事や養殖の定置網が多数あったので10ノット位に減速していたので事なきを得た。しかし、これまた海上には浮いておらず水中浮遊状態。松山堀江沖での海藻ペラ巻き込みに続いて2度目である。
今回は接触後も振動、スピードに変化が起きずそのまま走行出来ていたが、念の為に着岸後、ウエット、ウエイトベルト、ゴーグル、腰にはロープを巻いて本番さながらに点検作業を行った。やはり、ウエイトを着けていると、私でもペラまで潜ってひと仕事出来る事を確信した。一方で、新たな気づきとして本番では海藻やロープを切るカマも必要だと思った。