8月に入っても依然コロナ災禍の勢いは止まらず、お盆帰省も感染拡大を危惧して慎重な判断を求める自治体が目立つ様になっている。ホームポート「仁尾マリーナ」が位置する香川県三豊市でもとうとうコロナ感染者が報告され、もはや安全地帯ではなくなってきている。そんな状況では、年初から周到に準備してきた北前船寄港先港巡りの日本海クルーズを実行することは出来るはずもなく、一年先送りする事にした。
代わりに計画したのが、瀬戸内海ショートクルーズ。ボートの足の速さを駆使してアイランドホッピングを楽しもうというプランである。7月に第1回目(新居浜→今治→倉橋島→上関室津→生口島)を実行、8月は写真のように航程を組んでみた。勿論、混雑を避けてお盆明けを選び、今流行りの「Go to トラベル」を使って専用桟橋付きのホテルも組み入れている。女木島→牛窓→三原→上蒲刈島→岩城島と廻るが、この4年で訪ねた瀬戸内海の寄港先は20ヶ所を超えた。これでボート(35f)で快適に訪ねられる瀬戸内海の主要な寄港地はすべからく網羅したと思う。
この2020年3月のボートショーを機会に雑誌舵社と組んで「四季のサイト・クルージング」と題する本を上梓したが、足元のコロナ騒動でボートショーが中止。出だしがいきなり海況回復待ち状態。その後もコロナ蔓延で頼みの全国書店も対面販売は苦戦中と聞く。一方でトヨタマリンが販促用として購入、仁尾マリーナの仲間、そしてビジターで訪れてくるクルーザーの人達がカウンターに積んである本を手に取って買ってくれている。有難いことだ。