ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

大三島(井ノ口港)、伯方島(有津港)それぞれ初めて入港

本日は朝から雨、しとしと雨だがそれでも海面に雨あとが残る、それほどのベタ凪が終日続いている。上記航跡写真のS印が今朝の出港地「岩城島」(海の駅)、途中立ち寄ったところが大三島井ノ口港(海の駅、連絡先は今治市上浦支所)、G印が伯方島有津港(海の駅ではないが、今治市伯方支所に連絡して利用可能)である。

まずは、大三島(井ノ口港)だが、しまなみ海道ができて利用されなくなった通船桟橋をビジター艇に開放している。利用料は521円であった。陸にはその時代の待合施設があるので、水、トイレには困らない。船中泊となれば、この港は東に大きく開いているので東風の場合は同じ大三島でも西岸にある「宮浦」(海の駅)着ける方が快適であろう。勿論、本日のようなベタ凪であれば、沖合を通過する船も少なく静かな泊地である。

ちょっと望遠モードで撮った写真だが、徒歩5分ぐらいで行ける。さらに丸屋根のアリーナ様式の建物に向かって10分歩けば、そこは日帰り温泉である。

ここに立ち寄ったのは、東京でベンチャー起業した社長がこの地に目を付けて、今度は「WAKKA」という施設を設けて新事業を立ち上げたと聞いたからである。そして、現在しまなみ海道を走るサイクリストから人気を博しているようである。生憎の雨降りの最中であったが、テラスから、桟橋に着けている自艇も見る事ができ、良い場所に位置している。専用桟橋(要予約)もあるが、構造的に弱いことは一見してわかる。風のない時にそっと着けるくらいなら可能かもしれない。と思って尋ねたところ「水深はあるが大型艇の利用は遠慮してもらっている」との回答が返ってきた。全体としてお洒落な雰囲気にまとめてある。今度来るときは、ここで自転車(勿論電動アシスト型)を借りて一日遊んでみようなどと、昼食をとりながら思った。

 

上記写真が伯方島「有津港」の桟橋である。事前連絡をしていたので、伯方支所の職員が集金(42円)に来てくれた。鼻栗瀬戸→舟折瀬戸というコースをとって(いずれも急峻な潮流で有名)の泊地入りだが、着けてみれば桟橋自体が小さく、自重も私の艇より軽いのではないか、よっていささか頼りないと思った。

また、来島海峡を避けているのか内航船が舟折瀬戸を通過する事があり、その際は港内、桟橋ともに大いに揺れる。しかし、それ以外は静かなものである。着いた時も雨であったため、トイレ、水などの調査も兼ねた散歩は充分に出来なかったが、少なくとも徒歩圏内には公共施設はなく、目の前にあるJA、郵便局に頼まねばならないと思った。尚、GS(出光)の看板が桟橋から見えたので、給油、給水、トイレは営業中であれば可能であろう。

「有津港」のある「伯方島」には、他に「北浦港」(連絡先は伯方支所で同じ)の浮き桟橋がビジター艇に解放されているが、そうするにあたっての追加投資は一切していない。しかし、利用料が10円単位、これで追加整備を行政に期待するは無理というものであろう。

以下の写真(2点)は、翌日の朝、晴れたので出港前に撮ったものである。「舟折岩灯標」の赤色、その奥に「鵜島」がクッキリ良く見える。

桟橋から徒歩5分、スタジオジブリのアニメに出てきそうな一軒家が「タンポポ」である。瀬戸内海の離島にあるお好み焼き屋として、屈指の美味しさだと思う。老齢の姉妹が焼き台で丁寧に仕上げて、顧客の焼き台に乗せてくれる。この間テイクアウトがひっきりなし、この島の住人は大層お好み焼きが好きなようである。