10月1日からコロナ緊急事態宣言が明けて、人々の移動が普通状態に回帰してきていると聞くが、ヨット、ボートのクルーズも例外ではないようだ。最初の目的地として「大三島」を選んだが、ここ宮浦港桟橋の利用艇は今現在で私を含めて4艇(ヨット2艇、ボート2艇)である。最後に入ってきたのが、ハトラスの大型モータヨット、おそらく80f位はあるであろう。この港にはコマーシャルで有名な「伯方の塩」の製塩工場がある。その為定期的に海外からの岩塩を運ぶ貨物船が入って来るらしく、入港にあたっての水路が浚渫がされている。その水路端に緑ブイ(2個、海図に載っている)が設置されているので、その2つの緑ブイを左に見て一直線に入らねばならない。ズレるとそこは浚渫されていないので直ぐに浅くなる。
ショートカット狙いのアプローチもしたくなるが、周囲が遠浅の海のため、陸から十分距離をとっていても水深がすぐに浅くなり始め、座礁リスクが高くなる。やめた方が良い。
給油(細河石油)は、岸壁まで軽トラローリーが来てくれるので楽である。
偶然だが、今日は宮浦港の駐車場を使ってのライブコンサートが行われていた。開催時間は、13時から17時、酒類の販売もないので若者は殆ど来ておらず、小学校の音楽発表会のようであった。入り口には自治会、役所の職員がずらりと並んで、検温、マスクの確認、日除けなしのオープンエア会場ゆえに、日陰に各人、涼を求めて会場の椅子を運び込み、日陰はまさに密集状態。微笑ましい光景でもあった。
昼間は夏のように暑いが、それでも写真を撮れば色合いに秋を感じる。夕方になって恒例の日帰り塩湯温泉「マーレ・グラッシア」に出かけたが、その帰り道の時間にはすっかり秋を感じさせてもらった。
この一年、「大三島宮浦港」に来る楽しみが一つ増えた。それは「大三島ブリュワリー」で、地ビールを飲むことだ。地ビールブームについては昔確かにあったが、瀬戸内海では島おこしの目玉コンテンツとしてしぶとく続いているような気がする。この「大三島」の他に「六島」の六島浜醸造所があり、そこはホームポート(仁尾マリーナ)から近いのでよく行く。先週、塩飽諸島の「本島」にも近く地ビールの店がオープンするとの話を聞いた。一通り瀬戸内海島巡りを終えてしまった私には、地ビール狙いの島巡りという新たな動機付けを得られるので嬉しい知らせである。
「マーレ・グラッシア」から戻り、早速アフトデッキでの焼肉ディナー、今日のブログもこれにて終了である。