今日の目的地となる「伯方島」北浦港は昨年の秋クルーズ(10月10日)に初めて行ったところだ。その時のブログを最初にリンクしておきます。
今回は「新居浜マリーナ」から「伯方島」に向かう。同マリーナに引っ越しするにあたって、仔細に施設案内をしてもらった(昨日の「新居浜」ブログ参照)。見学会を終えて、11時10分出港、12時10分に「伯方島」北浦港に着けた。距離は「仁尾マリーナ」/「新居浜マリーナ」間と同じ20マイル、1時間のレグであった。北浦港付近に人が住んでいる気配はあまりなく、この地での調達(水、燃料、食糧、トイレ、タクシー)は全て無理である。しかし静かなことこの上ない場所でもある。
今回は満潮まであと数時間あったので、浚渫がなされている側の入り口より入港した(下記写真は利用した桟橋から撮影)。入港の際にとった白灯標を左に見て桟橋までの水深は本船も使用していることから、満潮時間前にあっても十分に確保されており不安は全くなかった。
北浦港の利用にあたって事前(住民サービス課)に電話予約をしておくと、下記写真のような掲示をしておいてくれる。因みに、金曜日予約の「NAMIKOMACHI」は僚艇のT氏である。彼の目的も「あか吉」で、マリーナからヨットで5時間かけてやってくるのである。
しかし、今やこの桟橋は「あか吉」の専用桟橋と化しているような気がし始めた。そうでなければ、このような何もない、辺鄙な桟橋をわざわざ利用するはずがないからである。
関東エリアで長らく遊んだ私に取っては、瀬戸内海は冬もクルーズできる素晴らしい海域である。何しろ、移動距離が短くてもグルメ良し!、温泉良し!と、行き先は沢山あって係船場所は皆、オン・オフ関係なく基本空いている。ボートマン、ヨットマンの天国みたいなエリアである。実に楽しい。
これが噂の「あか吉」の玄関。北浦港から徒歩10分のところにある。島にはタクシーがないので歩いて行くしかない。帰りは街路灯のない道を歩くことになるので、頼めば送ってもらえる可能性大。
最初に見せられた日本中から集めた超一級のネタ。因みにこの日の寿司は「一人前10貫で85百円、つまみはおまかせでお願いします!」と切り出され覚悟を決めた。しかし、北浦港という限界集落にったった一軒、足便めちゃくちゃ悪いところでこの価格、クオリティーで商売が成立するのにびっくり。それを支えているのは彼の持つ仕入れルートの確かさ、それと瀬戸内海に点在する「船主」の存在であろう。