ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2023年秋ショートクルーズ「伯方島(有津港)」

生口島」の「瀬戸田港」から「伯方島」の「有津港」を目指した。「鼻栗瀬戸」に入り「大三島橋」(満潮海面高26m)を通過、次に左に転舵して、そのまま「伯方・大島大橋」を通過して「船折瀬戸」に向かった。この瀬戸のコースは東西どちらからアプローチするにしても、潮流の凄さを見聞できる。瀬戸内海クルーズの一つのハイライトになる。有名な「村上水軍」が海の関所として位置付け、縄張りにしていた場所でもある。

「有津港」はその「船折瀬戸」に面した漁港である。途中に赤く塗られた「船折瀬戸灯台」があるので目印になる。その向かいに白く塗られた「有津港堤防灯台」があり、その灯台を左に見て入港する。港の入り口は広く空いており、近づけば赤く塗られたタラップで結ばれた浮き桟橋が見えて来る。入り口側のサイドが開放されている。

利用にあたっては事前に「伯方島伯方支所住民サービス課」に連絡を取った方が良い。何しろ一隻でいっぱいの小さな浮き桟橋だからだ。応対は実に親切である。係船料は35fで42円、係の人が集金に来てくれる。

しかし、泊地としては一切の利便性(水、電気、燃料、トイレ)はない。歩いていける食事先は、お好み焼き「たんぽぽ」のみである。しかし、ここのお好み焼きは大変に美味しいと思っている。この感慨は私だけではなさそうだ。島住民のテイクアウトがすごい。なので店前の駐車場は取りにくる軽トラで、店内より賑わっている。

もし、島巡りの途中に、美味しいケーキを食べたいなら同じくその隣のおしゃれな雰囲気の「玉屋」がおすすめだが、ヨットマン、ボートマンの中には前者に該当する人はいても後者は少ないと思う。行けばお客層を見て明らかに場違い感を味わったので、そそくさとテイクアウトして帰ってきた。