10月15日(日)、仁尾マリーナは想定通り、静かな海面でほぼ揺れを感じず、ぐっすり寝ることができた。
今日はレンタカーを借りて、金毘羅宮に向かった。仁尾マリーナから約30分の距離で、船で金毘羅宮を訪ねるなら、複数個所係船できる場所があるようだが、船中泊となれば、イチ押しで仁尾マリーナを推薦したい。雨の中、約700段の階段をカッパ姿で登り切った。
午後からは、マリーナに戻り、帰京のための船内整理整頓を行い、洗濯物を含め宅急便で送れるものは送った。
さて、今回のクルーズは、佐島マリーナを10月5日に出港し、昨日の10月14日に仁尾マリーナに到着。途中下田に3日船止めとなったものの、無事事故もなく、2017年秋のクルーズ(往航)を完了した。
昨年は6月~7月にかけてのクルーズ。今年は10月~11月にかけてのクルーズ。
いずれも炎天下を避けての選択スケジュールであったが、マリーナ等の混雑を考えると、今年のスケジュールの方が、度重なるスケジュールの変更があっても、柔軟な調整ができた。
今回のテーマは下記3点であった。
(1)1回の航海を3時間以内の距離とし、この分寄港地での滞在時間を延ばすこと
⇒下田で3日間、海況回復のため船止めとなり、予定が最初から狂った。
この埋め合わせのため、紀伊半島を泊地とする計画は、白紙となった。
結果は、いずれも6時間越えの連続航海となった。
泊めたのは、志摩ヨットハーバーのみ。九鬼、那智勝浦、綱知も沖合通過。
つまり、未達成。
(2)名所旧跡が近くにある寄港地の場合には、滞在し観光をすること
⇒これも(1)の要因により影響を受けたが、少しは達成している。
和歌山マリーナシティ(紀三井寺)からレンタカーを借りて観光した
また、小豆島でも、仁尾でもレンタカーを借りて、周辺巡り。
さらに、直島ではレンタサイクルで島めぐりができた。
(3)船中泊を基本とし、自炊に挑戦すること
⇒大達成。
外食は、高松での夜のみ。それ以外はすべて船内で調理し、自炊した。
ホテル泊も、2泊(小豆島、高松)のみ!
<艇(ポーナム35)の評価>
昨年と今年と2度の長距離クルージングを行っているわけだが、改めて性能の高さにびっくりした。とにかく完成度が高く、トヨタ品質だけに、諸機能の性能の安定性、再現性、まったく不安がない。その上でも、要望することが数点ある。
(1)陸電
ポーナム35は200ボルトの陸電となっているが、100ボルトでも対応できるようにしてほしい。
(2)オーナーズルームのベッド
ベッドのマットレスの肉厚が薄い。
私の体重(80Kg前後)だと、横向きに寝ると、肩が底着きしてしまう。
(3)収納の拡大
オーナーズルームのベッドの下は、収納引き出しをつけることができるととても便利である。キャビン内のソファーの下の収納スペースも、引き出しタイプにしてもらえると、使い勝手がかなり上がる。
<艇(ポーナム35)の艤装上の私の反省>
(1)船内での操船機能
多くの人に不要といわれていたが、寒い時&熱い時には、船内で操船したいと考えたため、実装をしたが、まったくの無用の長物であった。
フライブリッジのエアコンの能力は高く、暑くても寒くても操船は快適である。
(2)オーディオシステム
世の中は、ネット音楽配信の時代であり、インターネットもどこでもつながる。
そのためBluetoothがあれば、CD等のメディアは不要であった。
その分収納すケースを確保に努めればよかった。