姫島では岸壁直付けであったため、次の干潮が来る午前3時に目覚ましをかけ、点検した。その甲斐あって、2回目干潮時の船首つりは避けられたが、ロープにかなりテンションがかかっていた。緩めて長さを調整したが、私のつけた物上げ岸壁から海に向かって出ている岸壁は、陸側の水深が浅い為、船が前に出ないように短く縛らざるを得なかった。その為、何度も調整が必要となった。
5月1日8時20分に出港。下の地図のように、国東半島と本船航路の間を並行して走り、2時間後の10時20分に、別府北浜ヨットハーバーに到着した。事前に調べていたので、別府タワーを目印に接近し、ハーバー入り口で電話をしたところ、入港の仕方を更にはポンツーンで赤い旗を振ってくれたため、安心して入港ができた。
話には聞いていたが、これほど街中にあるとは想定外だった。別府駅まで歩いて10分。目の前には国道が走り、車の通行量も多くまさに街中。規模は小さいがよく整備された清潔なマリーナであった。ただし海は汚いのは仕方がない。係船料は2日で、給電(200ボルト対応可能)と給水のいずれもお願いして、合計9440円であった。
以下に観光タクシーを使い地獄を2時間で急ぎ巡りしてきたものを掲載しておきます。
地獄の定義は、200メートル以内で90度以上の湧き出る温泉だそうです。
「竜巻地獄」(国指定名勝)入場料400円/人
周期的に105度もの熱湯を噴出する間欠泉
温泉が噴き出るまでは、じっとしている観客も、噴き出るとものの数十秒で動き出す様が面白かった。
「海地獄」(国指定名勝)入場料400円/人
海のようにコバルトブルーに輝く地獄。涼し気に見えたが、聞けば温度は98度。
「坊主地獄」(天然記念物)入場料400円/人
灰色の熱泥がボコボコと湧き出ている。入り口の源泉の表面を手で触ったところとても熱かったが、観光タクシーの運転手さんが、「手でもみながら肌に塗ってごらんなさい」と言ったので、そのようにすると、乾いたらとてもスベスベになった。なお、定期観光バスのコースには入っていない。
最後に行ったのが、明礬(みょうばん)地獄。入場料無料!/人
明礬温泉では江戸時代より藁葺き小屋が建てられて、湯の花(明礬)の生産が続いているとのこと。その生産技術は国の重要無形民俗文化財に指定されているそうである。そこで買い求めたのが、下記の全身ジェルとミスとスプレー。肌がしっとりスベスベになるとのことで、年老いた日焼け肌に少しでも潤いをと思い、迷わず買い求めた。
とにかくびっくりしたのは、ここは日本か?と思うほど、アジア特に中国人と韓国人の来訪者が多かったことである。まさにインバウンドのメッカに来た感じがした。
この集積度は銀座と同様だと感じた。
明日は1日別府に滞在する予定。念願の宇佐八幡宮への参拝を予定している。