ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2019年春クルーズ(九州)5月2日牛深

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牛深港」を寄港地の1つに入れたのは「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が2018年に日本22番目の世界遺産に認定されたことにある。去年の夏クルーズで長崎出島を訪ね、実際に認定された世界遺産に対峙し、合わせて関連資料を読んで「何故、日本人、とりわけ当時の農民がキリスト教に改宗したのか」が、腹落ちしないまま今日に至っている。平戸(生月島),長崎(大浦天主堂等)に加えて、天草にも出向くことにして「牛深港」を選んだのである。
 
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「係船手続き、給油(270L、累計2170L)を済ませたのち早速、潜伏キリシタンが発覚する「天草崩れ」の舞台となった崎津集落に向かった。この地では、なんと約7割の住民が潜伏キリシタンだったと、当時の取調べに当たった代官所の役人が調書に書いたそうだ。
 
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この教会は「津崎教会」は昭和9年に建てられたものだが、発意したハルブ神父の強い希望で、キリシタン弾圧の象徴である絵踏みが行われた場所(庄屋役宅跡)に祭壇を置いたとの事である。興味深かったのは、中が畳敷きだった事で、初めて目にした。(撮影は許されていない)当時の写真に紋付袴姿で教会ミサに参加している物があったが、とても不思議に感じた。まだまだ、一般農民がキリスト教に改宗した所以はクリアになっていないが、宣教師固有の能力、魅力も大きな要素であったと考える様になった。