ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2022年春クルーズ(奄美大島)-26日目「阿鉄」④

未明から嵐状態、現在は強風波浪注意報下でこれが午前中いっぱい続くと予報されている。今日の風は「阿鉄」が苦手とする西風(大島海峡から波、風が入ってくる)なので、風波を起こしそこに15m前後の強風が加わり、海面全体がスプレーに覆われている。

錨地は船首正面(西方)が小山になっているので基本は風を避けられているが、「阿鉄」の湾(入江)自体は三方を山に囲まれているので風が舞い易い。風が舞うと、船尾から艇を岸に向かって押しやる突風がやってくる(上記写真)。船尾舫は自艇のダンホースアンカー(7キロ)と、地元で管理する台風避難用のブイから取っている。因みに、効き具合を確認した所、この強風下では海底が一面のサンゴ砂であるためアンカーはすぐ抜け、ズルズルと底を這ってしまったようである。船尾アンカーの位置を示すブイが相当接近していたので、改めて引っ張るとアンカーが動いた。今回、管理された避難用ブイを使っていなければ、走錨必須であったろう。

そんな状況なので午前中はキャビンで過ごすことになる。時間もあるので今朝の「阿鉄」の嵐(南西強風)の状況をグーグルマップに図示して掲載しておくことにする。

嵐の大雨は当然、山にも降る。時間差で綺麗だった「阿鉄」の入江も土砂で一面茶色に化してしまった。なにしろ、梅雨前線がずっと「奄美大島」の上に停滞しているのである。

明日の海況は、Windy予報で東3mになっているので「名瀬港」に行くつもりである。以降3日間晴れ間が続くようなので、青い海の快適な航行を楽しみたい。「2022年春クルーズ(奄美大島)」も明日から復航ステージに入る。