ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2021年春クルーズ(奄美大島)-31日目「佐伯」②

昨晩遅くから今も降り続いている雨のおかげで、艇についた塩もだいぶ取れたようだ。九州、宮崎は本日から梅雨入りとなっている。朝一で管理人が自艇で出勤してきた。もう1日の桟橋利用が可能との返事がもらえたので、今日は安息日、「別府」(北浜ヨットハーバー)の予約も取れたので出港は明日と決めた。

この写真は「佐伯港」と「HAPPY」の係船場所の位置関係を示すために作ったものである。いわゆる本船は「大入島」(おおにゅうじま)の下側の開口部から出入りしていると思われる。なぜなら、「HAPPY」の入港経路(青線)途中緑ブイと書かれた所の水路幅が狭く、外れると座礁の可能性が大きいからである。昨日のブログで書いた「マリンバス」とは、泊地を含む数カ所の「大入島」入江を回って「葛(カズラ)桟橋」に至る通船である。「さいき海の市場○(まる)」と書かれたあたりに着く。大体30分から1時間毎にやってくる便利な足である。最終便は17時台なのでその後は朝イチ便まで来ず、本来の静かな海面が維持される事になる。

すでに佐伯市内の観光は2019年4月に来訪時に済ませているので、その際の記事を参考にして頂ければ幸いである。

2019年春クルーズ(九州)4月20日佐伯 観光 - ボートで行くクルージング三昧

まだ、雨が降っている。泊地は静穏、しかし佐伯湾には強風波浪注意報が出ている。「HAPPY」は低気圧に勝ったが、疲れた。今日は「HAPPY」号の安息日としたので、先ずはクルーにたっぷりの睡眠、午後は養った英気を使ってエンジンルームの点検・整備そして清掃を行った。

今回の「奄美大島」クルーズでもオートフラップオイル流量異常警告が度々出ている。処置をして問題が解消しない限り、定期的に警告音が出る。海上で出来ることは、FBからキャビンに降りて、アクセサリーバッテリー配電盤を開け、トリムタブの回路を一旦OFF、数秒置いて0NにしてまたFBに戻り、以降はオート操作を使わずマニュアル操作モードでフラップの角度をコントロールする事しかない。

原因追求は安全な港に着いてからとなる。去年は「浜田港」(島根県)に緊急入港し(2021年春クルーズ(隠岐島・舞鶴)5月25日浜田「浜田漁港」緊急事態が発生し入港 - ボートで行くクルージング三昧)対処(油圧ホースの破れ)したが、今振り返るといささか慌てたことが恥ずかしい。

このトラブルは、場数を踏んでいるのでいささか慣れっこになっている。警告が出たので既述の対応をして、以降はずっとマニュアルモードにして航行を続けている。警告はでない。でも何故、何度も同じトラブル、クルーズ前にしっかり整備してもらった筈なのに…。

2度寝したおかげで気分はスッキリ。「よし今日は時間があるのでこの問題に取り組んでみよう」と、エンジンルームに入った。

「ああっ、またオートフラップコントロールオイルが漏れ出している!」ということで、まずはキッチンペーパーと猫のペットシーツ(前回の経験から搭載)で一滴残らず吹き上げた。以後原因追求を開始したがパイプ、ホース類からの滲み、漏れは見つからない。となると、「オイルタンクのキャップから油圧に押されて吹き出した?」 まさかと思って担当のO整備士に電話、彼曰く「前回、ビルジに漏れ出していないなら、トルコンオイルをGSで買って注ぎ足して様子見てくださいと言いましたが、その際口元まで入れると吹きこぼれることを言い忘れましたぁ」と笑い声モード。でもそれで納得、確かに前回、口元まで入れてしまったのである。理由は油圧オイルタンク注ぎ口の口径が狭く、ちょっと入れてもすぐ溢れそうになる。なかなかMINIとMAXの間にピッタリと収まらなかったのである。今回は小型ジョグ(注ぎ口が蛇腹)ではなく、油差し(これも搭載)を使って少しずつMAXレベルラインまで入れるたが、果たしてこれで適量だったのか、キャップのレベルゲージが小さくて正確なところはわからない。いずれにしても、明日に答えが出る。