続いて、9時に音戸の瀬戸を通過した。
そして、10時45分に目的地となる広島観音マリーナに到着した。同マリーナで420Lの給油。累計で2310Lとなった。改めて台風避難対策を聞いたところ、「台風時には通常北東の風向きになるので、船首をそちらに向けられる桟橋に案内するので大丈夫」との事。その言葉通りにもやった。その場所は同時に200Ⅴの陸電が取れる場所でもあったので、久しぶりに発電機音のしない静かな夜となった。その代わりに雨音はよく聞こえたが…。
歩いてすぐのところに「てつのくじらかん」がある。私は潜水艦が大好きなので、これまた迷わずに入った。本当の名前は「海上自衛隊呉史料館」、海上自衛隊の広報活動の一環なのであろう、残念だったのは、操舵室ではなく、魚雷発射室を見たかったのにそれがかなわぬことだった。入館料無料故に文句は言えないが…。
ただとは恐れ入った。
その後、広島駅に戻り、初めて広島の夜の繁華街を歩いた。「広電」の名で呼ばれている路面電車に乗り「銀山町」(カナヤマ町と読む)というところでおりた。目的の店は「なわない」というが、なかなかの店であった。
古いビルの地下一階、道路に看板もなく、周りは昔の歌舞伎町、この中を尋ね歩いて探し出した挙句がこの入り口。店の人間に聞いたらデザインではなく、単にミスでカウンターが当初の入り口から入らず、こうなった次第との事。