ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2018年秋 船に持ち込んだ本とDVDは、「剣客商売 」

予定の所要をこなすため、一旦東京に戻っていた。所要と言っても仕事ばかりではない。江戸を去る前に江戸をしっかり頭に刻み込んでおこうと言う自分に課したプロジェクトがある。頼りとしているのが池波正太郎の「剣客商売」である。その中で描かれたリアルな江戸の街路を、古地図と現代地図を見比べながらたずねることにしている。どうやら同じことを考えている人は多いらしく、かなりの解説本が出ている。

私のやり方はこうだ。最初に車で行きあらかた検討をつけ、次はエリア限定してひたすら歩いてしっかりと体感するというやり方にしている。クルーズ先の事前調査に似てなくもない。

今回は「女武芸者」(剣客商売1の1)の舞台となった浅草橋場界隈を探索した。蔵前生まれの私ではあるが、小説の中に出てくる鐘ヶ淵、白髭神社、真崎稲荷、石浜神社、橋場町、寺島村、木母寺、梅若塚、浅草元鳥越、下谷五条天神、要伝寺、本性寺、玉姫稲荷、橋場寺不動尊、そして待乳山聖天宮に足を踏み入れるのははじめてであった。すべて徒歩圏内、このエリアで「女武芸者」の話が完結している。下の写真は橋場寺不動尊を狭い参道から撮った写真。この本堂は江戸時代にの建立で、関東大震災、戦災などにこの不動院を中心とした橋場の一角だけは災害を免れたとの事。

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そんこんなで、アッという間に時がたち,転げ出るように本日、710東京発の新幹線で仁尾マリーナに向かった。いよいよ2018年サマークルーズをスタートさせる。
詫間駅でレンタカーを受け取り、マリーナ直行。まずは、前回天気が悪くて出来なかった船底塗料の剥落部分の補修から始めた。最初に下地材のタッチアップ、明日天気なら続いて上塗りとなる。(ポーナム艇は船体がアルミ合金なので塗装仕上げ)
船底塗料が乾かなければ船はおろせない。水に浮かべてからが本格的な出港準備となる。