ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2021秋ショートクルーズ(2回目) 11月16日(広島)

f:id:bentenebis:20211116203253j:plain

f:id:bentenebis:20211116215702j:plain

10時5分にホームポートの「仁尾マリーナ」を出港。11時25分「鼻栗瀬戸」通過、12時30分「音戸の瀬戸」通過して、なんと3時間後の13時05分に目的地である広島「観音マリーナ」に到着した。途中ほぼ無風で波のない海況が続いたため、連続25ktを維持して走行ができ、自分でも驚くほど早く、3時間での広島到着となった。本当にボートは速い。

f:id:bentenebis:20211116224354j:plain

本日火曜日は、泊地である「観音マリーナ」は定休日となる。この場合は翌日の手続きで良いのだが、ゲート開閉の暗証番号は予約時にしっかりと聞いておく必要がある。電気(200v)も水道もそのまま使えるので初回の寄港でなければ、これらの利用に際してなんら戸惑うことはない。

f:id:bentenebis:20211116204622j:plain

f:id:bentenebis:20211116204552j:plain

今回の広島訪問は例年のならいである厳島神社、宮島の紅葉鑑賞ではない。新しくなった「広島平和記念資料館」を訪ねることにあった。私が初めてここを訪問したのは約30年前。当時の訪問は、出張の合間を縫ってそそくさと回ったことを記憶している。その時の平和記念資料館から広島駅に戻るタクシーの中で運転手さん(被爆者)に「どうでした、訪問の印象は?」と聞かれ、「悲惨な感じが抑制されすぎていて、あれでは原爆を投下されて被害にあった当時の人々の思いが伝わらないと思う」と答えた記憶がある。運転手さんもいたく同感してくれた。今回の訪問では、資料館の展示が素晴らしく改善されていたので大変に驚いた。世界のどの国の人がここを訪れても、原爆投下の悲惨さが伝わるであろう完成度であった。投下後の1年間で14万人の死亡者、その一人一人の悲劇に想いを寄せる事が難しかった以前の展示とは大きく変わっていた。

f:id:bentenebis:20211116210245j:plain

「もしあの当時平和であれば被爆することもなく、きっともっと楽しい人生があったろうに」との感傷にふけりながら、飲食店のメッカである「銀山町(かなやま)」に向けて歩いた。「観音マリーナ」が休みとしている火曜日は、広島の飲食店の休みと重なっている。いつも訪ねる広島お好み焼きの「ふみちゃん」も休み。しかし、久しぶりに本場の広島お好みやきを食べたくて、ぶっつけ本番でうまそうな店を探した。5軒尋ねて(どこも休み)やっと入店できたのが、写真の「みっちゃん」。ネットの評価に間違いはなく、この店の「キムチチーズ」がとてもおいしかった。この店で人心地ついたので、もう1つの目的である飲み屋のメッカ地区「銀山町」をぶら歩きすることにした。飲み屋街のハシゴ、コロナですっかり忘れた、今回はそれも楽しみたくて広島を選んだ。

f:id:bentenebis:20211116211746j:plain

2軒目に出向いたのはこのバー「角松」、開店時(2017年)の最初の客といったご縁での付き合い。コロナ禍でこの2年、全く行っていなかったが、なんと生き残っていた。猫の額程度の広さしかない立ち飲み系バーだが、私の久しぶりの訪問を大変に喜んでくれ、こちらも嬉しかった。ヨット、ボートの諸氏が「銀山町」のをぶら歩きを楽しむなら、この店で一杯飲んでからでかけてほしい。ほぼ一杯ワンコインで飲める。とにかく安い。

f:id:bentenebis:20211116213852j:plain

3軒目の「なまけもの」、偶然に見つけ入った。所謂居酒屋であるが、通りからのぞく店内の客層はおそらく20代、入れば私が最高年齢、とてもシニアが入れる雰囲気ではないが、我が田舎では滅多に会えない若者集団の中に身を置くのもよかろうと考えて飛び込んだ。幸いカウンターが空いていたので滑り込むように席に着区ことが出来た。料理も若者相手であろうから期待できないかもしれないと覚悟のオーダーであったが、なんとびっくり、どれも美味いのである。酒(日本酒)も若きオーナー店主が地元広島西条の酒を好んで選択しており、これもナイスであった。次回は是非お好み焼きをとばして、この店から始めることにしたい。