ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2022年春クルーズ(奄美大島)-2日目 「西福岡マリーナマリノア」

「西福岡マリーナマリノア」に艇を着けるのは、今回で3回目となる。よって基本的な情報は過去ブログに書かれているので、今回は気がついた印象のみ記する事にしたい。
過去のブログ記事は下記にリンクを記載しておく。

2019年春クルーズ(九州)5月15日 福岡 - ボートで行くクルージング三昧

このマリーナには他のマリーナに比較して余裕のあるビジターバースが2本用意されているが、ビジター艇が週末利用、祝日利用の際には、かなり前もって予約しておかねばならない。200ボルトの陸電ターミナルも場所が限られており、更に予約のハードルが更に高くなる(今回は使用できる場所がいっぱいであった)。

上記はマリーナ全景、左の構築物は併設の「マリノアシティ福岡」、このロケーションは魅力である。週末は大いに賑わう。施設内はハワイのアラモアナショッピングセンターに似ている。田舎暮らしの長くなった私には、これも新鮮な感動となった。

入港の際一番驚いたのが、大型カタマランヨットの存在が大いに目だったことである。ビジターバースだけでも3艇、私の前2艇、斜め後ろもカタマラン、すべて45fクラスといった具合である。私の艇(PONAM-35)も勿論、小さく見え、そして、マリーナ収容艇が増えたせいもあって全体が狭くなった印象を受けた。とりわけ大型艇が増えた感がある。

因みにフロントで、カタマラン艇のビジター料金を興味本位で聞いたところ、応対のお嬢さんが「フィートサイズ換算でございます」としれっと答えてくれた。ビジター係船料がフィート換算で決まるなら、専有海面の大きさで考えてカタマラン艇はモノハル艇よりかなりお得だと思う。ただし年間契約となっても倍にはならず、応相談となるようでこの矛盾を利用してビジター艇として1年間、各マリーナを渡り歩けば料金面で得という事になるのかな、などと余計な算段をしてしまった。

現在、世界的に大型カタマランのブームが起こっているようだが、日本でも例外ではないらしく、よく見かけるようになった気がする。この前に45fのカタマラン艇でのパーティーに招待された時、「これはまさに浮かぶ別荘、豪華な屋形船、いや失礼パーティー船と呼称する方が似つかわしい。カタマランが世界的ブームになる訳だ」と思ったが、皆同じ印象を持つに違いない。

本題に戻り、航程報告をする。「新門司マリーナ」から」西福岡マリーナマリノア」までは、関門海峡を経て(瀬戸内海を出て)玄界灘を西進する事になる(65マイル)。出港は11時、雨が降りしきる中、風はほぼ無風であったが霧が発生、視程は上記写真の様な状態が到着まで続いた。従い、FBのエンクロージャーは巻き上げて視界を確保しての航行である。今日は終日雨、目的地の「奄美大島」も先程、梅雨入りしたらしい。今回は雨に恵まれるクルーズになるかもしれない。それでも台風に遭遇するよりはましである。

さて、関門海峡を越えて玄界灘に出れば、早速うねりの中の航行となる。「あぁ、外洋の海だなぁ」などと思い、今回は1〜1.5mの斜め後ろからのうねり、北東5〜7mの風雨の中を約3時間走ってマリノアに着いた。

私のブログ「ボートで行くクルージング三昧」は、そのタイトルが示すようにボートオーナーの皆さんに対するクルージング提案のために書き続けている。従って、誰と会ったとか、飲んだとか、どこの店が美味しかったという記事は余程のことがない限り書かないようにしているが、今回はそのルールを破るに値する店に(このマリノア徒歩圏内で)出会えたので紹介して終わりたい。

店の名前は「みわちゃん」、写真の刺身盛りは一人前、価格は¥1,100である!