ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

ラブ・ミー・「テンダー」! PONAM-35のテンダー考察

ラブ・ミー・テンダーという曲がある。エルビスプレスリーの初主演映「やさしく愛して」の主題歌として制作されたものである。英文法的には「Love me tenderly]」が正しいのだろうが、やはり歌うとなれば「Love me tender」の方が耳障りが良いのは、日本人でも同様であろう。そのテンダーの本来の意味は「世話をする人、看護人」といった意味の英単語だそうだが、鉄道では炭水車(蒸気機関車に付属して石炭や水を供給する車両)、船舶では船と陸地の間を結んで人員や物資を輸送する小船という意味になる。

そのテンダー(アキレスLF−260RUロールアップフロアモデル)を2馬力船外機とともに購入した。テンダーボートにも船名を入れた。もともと、トリコロール彩色なので派手であるが、さらにこれで識別が容易となるであろう。

クルーズ前に一度、降ろし→船外機装着→乗船→走行の実体験を念のためしておくつもりである。

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 下記3点の写真はテンダーの搭載場所(バウ)、搭載方法(船底を上にして白の紫外線防止シート+ベルト4点固定)そして船外機の搭載場所と方法(アフトデッキガンネルにスタンド固定)を紹介したものである。

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 ちなみにこのサイズのテンダー(全長260cm、全147cm)であれば、PONAM−35のアフトデッキ内にすっぽり収まる。しかしそれでは足の踏み場がなくなってしまい、不便この上もなかった。そこで膨らませている場合の搭載場所をバウデッキに変更した。勿論、空気を抜いている場合はロールアップしておけば、アフトデッキ内においても邪魔にはならないし、この大きめのエンジンマウンターの下部(赤の燃料タンクのある所)に置いて運ぶこともできる。大きめサイズを買って結果良かった。

バウデッキに搭載するので、風対策は重要となる。強風、向かい波による風圧と上下振動が相まってテンダーが舞い上がらないように常時ベルトでしっかりと固定しておかねば事故を招く。それでも荒天航海が予想される時は、予めロールアップしてアフトデッキにしまうくらいの慎重さも必要になる。強力なショックコードで固定している艇を見かけるが、高速で走るボートの場合は絶対にやめた方が良いと思う。また、夏の炎天下の紫外線は相当なものなので、ベルトに加え劣化防止の白いカバーも製作した。

船外機は2馬力(ホンダ空冷)を選択したが、納品は7月末、2ヶ月待ちの状況。それでは、今回のクルーズに間に合わないので僚艇「NAMIKOMACHI」から借りることにした。普段から船外機メンテのためだけにマリーナ内を走っているだけあって、手入れが行き届いており一発で始動、オーナーの日々のメンテ努力に脱帽した。