ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2021年春クルーズ(隠岐島・舞鶴)5月20日松山「まつやま・ほりえ海の駅」

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1日目: 朝7時、起きて窓に目をやると外は雨、それも雨雲が低く立ち込め視程も悪い。「Windy」で見ると風は北東7m、海上保安庁の「海の安全情報」で見ると大雨、雷(竜巻)、強風、波浪警報が愛媛県瀬戸内海海上に出ていた。なんで海上保安庁はこんなに警報を出しているのだろう。「Windy」予測ではこの後風は落ちるとされている。翌日の21日になると「燧灘」の風は西11mに変わる予想なので、向かい風の荒天航行を強いられる。今日なら海況は追い風、追い波。雨と雨雲による視程が気になるが、1マイル程度はありそうなので出港可能と判断した。

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11時、雨の中「仁尾マリーナ」を出港。1番気になっていたのは「来島海峡」の視程であった。視程悪化に備えて来島海峡の通過コースをウエイポイント(座標)設定し、視程ゼロになってもレーダースクリーンに映るウエイポイントを頼りに航行できるようにしておいた。確かに読みの通り視程は悪化してきたが、ギリギリ「今治港」の陸地を見通せ、さらに橋げたも見ながらの航行が果たせたので、結果は安全に通過できた(12時40分)。

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今年は通年より20日早く梅雨入りしているので、今回のクルーズは春期クルーズというより梅雨期クルーズと題した方がぴったりかもしれない。明日は警報からレベルが落ちてはいるものの同じ項目で注意報が出ている。一方で、炎天であまりに日差しの強い航行より、雨、曇りの方が体には優しい年齢になった自分にとって、今回の梅雨クルーズも意外と楽しい。

雨の中、港前にてバァーチャルアンカー(定点維持機能)をセットして、着岸準備のためデッキにでる。カッパ、フードに叩きつける雨音が心地よい。でもこれは、着岸すれば除湿の効いた艇内に戻れるからである。乾いた服に着替えられるからである。大学時代にクルーとして乗っていた「SK31」(加藤ボート)の梅雨期のカビ臭さが懐かしい。しかし、あれから50年も経ってしまった。

13時30分、「仁尾マリーナ」から平均艇速23kt、2時間30分、250Lの燃料消費して土砂降りの「まつやま・ほりえ海の駅」に到着した。「まつやま・ほりえ海の駅」には、九州方面にクルーズする際に何度も立ち寄っている。管理している「港食堂」オーナーからは事前に「今年はコロナで愛媛県はピリピリ状態なので、いつも楽しみにされている道後温泉、松山ナイトは無理ですよ」と聞いていたので、今回は艇から離れないことにした。早速、給油(アイユ石油)配達を受けて、まずは燃料を満タンに戻し明日の「大分」に備えた。

桟橋前の「港食堂」が18時に開くのを待って出かけたが、酒類の提供は19時までで店にいてもなんとなく落ち着かない。馴染みの若主人との会話もそこそこにして艇に戻った。今は熱いシャワーを浴びて、水割りタイムしながらブログを書き上げている。

因みに、この海の駅は昨年リニューアルされた。構造は何にも変わらないが、再塗装を中心に丁寧にメンテされていた。

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