ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2022年1月、「岩城島」2日目

Windyの予報どおり夜に入って風は北東に変わり、明け方には無風状態になった。いつもの様に船中泊を楽しんだ。沖合を走る漁船、本船のわずかな引き波に艇が揺れる時、「あ、そうだ。私は艇の中で寝ているんだ」を確認する実存感。冬はこれにフロントガラスの曇りが加わり、明け方、白い息を出しながら、ジェネレーターを回して暖房をオン。そしてしばしの2度寝。これが私の冬クルーズ船中泊の楽しみ方である。

 

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この写真は「岩城島」と「生名島」を結ぶ新設の橋である(その向こうに見えているのが、しまなみ海道生口島因島を結ぶ「生口橋」)。この新しい橋のおかげで、上島町を構成する「弓削島」「上島」「生名島」「岩城島」が全てつながることになる。しかし、これらのどの島も本土、四国にはつながっていないので、上島町の人々は本土(広島県)もしくは四国(愛媛県)には船でゆく。だったら、そちらの架橋を優先すれば良いと思うのだが、「しまなみ海道が出来たは良いが、間の島の人に聞くと期待の観光客は通過するばかりで止まらない、皆尾道から道後温泉狙いで走り抜く。だから、つながらない方がこの島の価値が出る」と「岩城島」の人は言っていた。どれだけ4つの島に行き来があるのか知らないが、それにしても贅沢なものである。

ちなみに既に事実上完成しているそうだが、吉例の島民による「渡り初め」イベントがコロナで延びてしまい、3月まで使えないと聞いた。興味があるのは橋の利用料金だが、一体いくらになるのだろうか。やはり、日本は金持ちな国である。

 

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さて、いつもの様に、Googleマップ上に必要情報を記載しておく。係船桟橋の長さは写真のとおりそれほど長くないので、40f前後の艇であれば一隻しか繋ぐことができないので、事前に電話予約をしておいた方が良い。岸壁側の水深も十分確保(干潮時3.5m)されているので、小さい艇なら2隻も可能であろう。トイレは岩城観光センター内にある。24時間利用できるトイレで清潔、安心。燃料は徒歩圏内に2軒あるGSに配達交渉ができる。