ボートで行くクルージング三昧

ホームポートを瀬戸内海(仁尾マリーナ)に移してクルージングを楽しんでます

2022年春クルーズ(奄美大島)-19日目「名瀬港」③

こちらに来て感じることは、天気予報が当たらないことである。特に梅雨時期は目まぐるしく変わるようである。今日30日の天気は、予報では終日雨であるが、朝のこの空を見ると快晴に近い。

この港における潮の干満差は2m以内だが、満潮時の海面高さは岸壁面のそれと1mぐらいまでに近づく。恐らく台風時の満潮、或いは風向きが強い吹き寄せ(東風?)になれば、この岸壁上を海水が走る事もあるであろう。そんな状態ではフェンダーも効かなくなるので、ケッジアンカーを打って沖出しすることになろうが、港内の海底(透明なのでよく分かる)を見ると岩盤が一面に引き詰められた状態になっており、とてもアンカーが効く感じがしない。入港時、漁船のもやいを海底に向かって辿ると、アンカーではなく海底に規則的に打たれたケーソンボルトから直接とっていた。これで、合点が行った。この港では、アンカーが効かないのである!

本日の風は「名瀬港」の外では南西10m、港内で7mぐらいであろう。昨日同様「HAPPY」の真後ろから吹いているので、艇は岸壁と常に離れている。この2日間の風向きに感謝である。上の写真で注目してほしい事は、海のきれいさもさる事ながら、2本の「被覆されたステンレスワイヤー」の使用方法である。常に浮桟橋利用とはならないアウェイのクルーズ、岸壁係船を当然織り込まねばならない。岸壁の貝を剥ぎ取るための大きな「バール」、フェンダー守るための穴あき「バスマット」、1mサイズの「涙型フェンダー」(2個)、伸縮型の「梯子」は必須品と思っている。理由は言うまでもないであろう。

この場所で既に2晩を過ごしたが、揺れは思ったよりも少なかった。確かに、夜と朝に大型の定期フェリー船が通過するが、港内徐行が守られてさほど大きな揺れにはならなかった。どこの港でもけたたましく港内を走るのは、漁師の船である。雨、強風、週末で漁船はほとんど繋がれたままである。

明日は午後から風が落ちる予報なので、「古仁屋」に向かう予定である。