「60歳になったら、リタイヤして『ヨット』で世界一周したい」こんな妄想を描き出したのが、高校3年。今でもその時その場所、その瞬間をはっきりと覚えている。 なぜヨットかと言われれば、「太陽がいっぱい」という映画の影響を強く受けたからである。 その…

GWクルーズを7日に無事終えて翌日東京の戻った。5月8日、以降たまった所用を片付けてきた。今日23日は珍しく一日中家にいられるうれしい日である。往航計画を立て、寄港地の資料をネットで集め、それぞれの地で何をするか、どこを訪ねるかなどと妄想して始め…

７日に船体無傷で帰港を果たしたが、その日は一日、土砂降りの雨。そんな日であったが、クルーズ中に積み込んだ荷物をマリーナ近くに借りているアパートに運び込んだり、荷物の引き取り等々を行なった。しかし、泊まるまるのは船の中。理由は引っ越したばか…

またもや美味しい「茶梅旅館」の朝飯をいただき、島田陽子似の八代目女将、五月みどり似の仲居頭に見送られ桟橋に向かった。桟橋に着けば宮浦はいつもの静けさを取り戻し、我艇も微動だにせずじっと私を待っていてくれていたようだった。 5月6日8時５0分、も…

昨夜は思ったほど風が落ちず、船中泊は船体に当たる波音ともやい綱の張り戻しによる振動の中での一晩となった。 それでも実際はよく眠れ、朝起きた後一番に大山祇神社に訪れ、これまでの航海安全感謝とこれから安全祈願をさせていただいた。 大三島2日目は、…

昨晩寝る前はものすごい西風と雨で、雷まで鳴っていた。風上側のロープをさらに１本追加して用心した。深夜を回ったぐらいから風がやみ始め、朝起きるころにはすっかりマリーナ内の海面は静まっていた。しかしマリーナの旗は赤旗のままであった。 強風波浪注…

５月3日朝7時30に起床、早速デッキに出てみると天気予報通り、西風が強い。 マリーナの旗を見れば、出港注意。これが午後には赤一色の出港停止に変わっていた。ということで、本日は１日広島に滞在し観光することにした。去年は台風がちょうど通過したため、…

そういえば昨日、別府のランドマークと言える竹瓦温泉の前を通った。別府北浜ヨットハーバーから徒歩3分の所にあり、明治12年（1879年）に創設された市営温泉とのこと。現在の建物は昭和13年に建て替えたらしいが、正直言って少々メンテナンス不足感が否めな…

姫島では岸壁直付けであったため、次の干潮が来る午前3時に目覚ましをかけ、点検した。その甲斐あって、２回目干潮時の船首つりは避けられたが、ロープにかなりテンションがかかっていた。緩めて長さを調整したが、私のつけた物上げ岸壁から海に向かって出て…

4月30日8時20分、沖野島マリーナを8時20分に出港．下の地図が示すように柳井市（大畠）と対岸の周防大島町にかかる大島大橋の下をくぐって本船航路まで南下、その後は沿う形で西航して途中から姫島に向かった。 姫島漁港到着11時20分。港入口付近で姫島漁協…

29日朝から、風波ともにない晴天。8時20分に弓削島桟橋を出発し、生名橋をくぐって、村上水軍の待ち伏せ場所として有名な鼻栗瀬戸を通過。（下記写真：大三島橋） 今回は2度目の通過のため、安心感を持って（途中水深が４Mになる場所がある）通過できたが、…

去年は大三島宮浦港（みやうら海の駅）に船をつけた時、しまなみ海道をレンタサイクルで走り、大三島橋、伯方大島大橋を渡り、大島にある村上水軍博物館を訪れた。その場所で村上水軍が実際には、「能島村上水軍」「因島村上水軍」「来島村上水軍」の3つのグ…

4月27日、仁尾マリーナ11時30分、視程1㎞の霧の中を出港。霧の中のレーダー航行はこのクルーズ前の回航で大いに体験したので、とりたてて不安もなく20ノットで弓削島に向かった。途中からは風が出始め、視界は改善、弓削大橋をくぐって13時に弓削桟橋着岸。…

仁尾に到着して2日目、今日は終日明日からのクルーズ準備に追われた。一番の仕事は船体洗い、並びに機器の動作確認であった。洗いについては、約3時間かけて、フライブリッジの屋根から始まり、船底すべてを丁寧に洗い上げた。 動作確認の方は、バウにあるウ…

今回の回航は、プロクルーを使わず、自前での回航であった。かかった費用は、29日の高松→羽田間の飛行機運賃（2名分）を入れて、約26万となった。仮にプロクルーに手伝ってもらえば、1日10万はかかり、3日間で30万がこの費用に加算されるはずである。この間…

４月７日深夜、わが艇に当たる小波の音で、そして寒さで目が覚めた。このポンツーン付けて3日目、静かさばかりだったが西風強風の時は例外となった。入口西側には「大蔦島」、北側は大きくかぶさるように「荘内半島」、マリーナはしっかりした堤防に囲まれて…

今日は仁尾で私の借りているアパートについて紹介しようと思う。その前に雨上がりの夕日が劇的だったので一枚、ご披露させて頂く。ご承知の方もおられると思うが地方都市は人口減少、各地方都市とりわけ三大都市圏から遠く離れている所は定住者招聘にことさ…

4月５日、新幹線、在来線を乗り継いで仁尾に戻る。社外取締役をやっている企業の株主総会が29日にあったのでそれに間に合うように、まるで回航屋さんのように急 いで、急いで佐島マリーナ→仁尾マリーナを走りぬいた。28日到着、下田で風波おさまり待ち1日を…

３月29日朝８時に仁尾マリーナ出発。「高松空港まで高速使って行ってください」とお願いすれば,「下道使っても、たいして時間変わらない、それでいいか？」と運転手さんの返事。下道ゆえに途中の山里にさく桜をいろいろなシーンで楽めた。高松空港に910到着…

2018年3月28日朝6時30分に那智勝浦港を出港した。 これまで並走していた、ジャヌー艇とはここでお別れした。 このレグのハイライトは通常であれば、潮岬、鳴門の渦潮、瀬戸内海の島々となるが、今回は違った。瀬戸内海全体に突如濃霧注意報が出され、搭載し…

３月２７日朝6時の下田出港、いつもは単独航海だが、昨日下田に到着して後ろに横付けしたジャヌー艇と今回初めて並走。（那智）勝浦に行くときは、普通なら志摩ヨットハーバーで給油も兼ねて一泊していたが、このジャヌー艇の艇長さんは「我々は波切でローリ…

今日３月26日は下田から志摩ヨットハーバーに向け出港予定だったが、駿河湾の海況が向い波、向かい風になるので翌27日にした。（たとえ1.5ｍ以下の波高、8ｍ以下の風でもボートの場合はたたかれるのでスピードを落とす、前回の遠州灘越えがそうであった、8時…

3月２５日 9時45分、北東風５ｍほぼ波なし状態の中、佐島マリーナを出港、2.5時間後の12時15分下田港に到着。途中門脇埼沖では半島からの吹き降しで８ｍ、稲取沖ではうねり１ｍで向い波、爪木崎沖は風ほとんどなくなり、うねりのみで穏やかに交わして入港。…

この二週間は、毎日海況をチェックしてきた。私が頼りにするサイトは現況なら海上保安庁が運営する「海の安全情報」、予報なら「Yahoo!天気アプリ」、「SCW天気予報」である。当初計画では23日（金）出港としていたが、この日は強風波浪状態、今日24日（土）…

201８年の春はGWを使って九州別府温泉、夏は同じく五島列島、長崎、秋は瀬戸内海の島々をゆるりと回る、こんなクルーズ計画を年初に思い描いた。こうなると毎度佐島マリーナからの遠州灘横断が、プレッシャーになる。いっそのことホームポートを瀬戸内海に一…

ここ数年毎年行っているボートショー、2018年のは明らかに雰囲気が変わった。私が行ったのはベイサイドマリーナ方で、ここには大型艇が桟橋係留されている。ここで見聞きした今までとの違いは、事前に招待もしくは約束がない方の乗船お断りの表示（これには…

31日は満月が地球の影に入る皆既月食の日となった。開始となる21時52分から双眼鏡片手に観察をした。使ったのは「キャノンイメージスタビライザー10×42」、もともと船用に買った物で、特に揺れる船上からでもその手振れ防止機能を使えば目標物を安定して捉え…

2018年は、九州クルーズを視野に入れているので、ホームポートを現在の佐島から香川県三豊市仁尾にある、仁尾マリーナに移す予定をしている。 同マリーナは、瀬戸内海の中心部にあるため、同地域のクルーズを楽しむためには非常に便利なマリーナである。さら…